囲碁が、韓中関係にとって潤滑油の役割を果たすだろうか。3日午後8時15分、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館での晩餐。韓中首脳の出会いを記念して両国間の友好を厚くする場で、意外な人物が注目を浴びた。専門棋士・李昌鎬(イ・チャンホ)9段(39)だ。習近平主席は晩餐会に出てきた李9段を見るとすぐに握手を求め、手を大きく振りながら喜びの意を表していた。さらに翌日、城北洞(ソンブクトン)の家具博物館で開かれた特別昼食の席で朴槿恵(パク・クネ)大統領は習主席に螺鈿(らでん)漆器の碁器とシン石(天然石)で作った碁石をプレゼントした。 韓中首脳の出会いに囲碁が登場するのはこれで3回目だ。習主席は昨年6月27日、朴大統領の訪中の晩餐席上で常昊9段(38)を朴大統領に直接紹介しながら「中国の囲碁は近頃成績が良い」とそれとなく自慢したことがある。 習主席の趣味は囲碁だ。1979年に精華大を卒業後、中国政界の