北海道猟友会(札幌)が、自治体からのヒグマの駆除要請に原則応じないよう、全71支部に通知する方向で最終調整していることが13日、分かった。 砂川市の要請による駆除で発砲した弾が、建物に当たる危険性があったとして、猟銃所持の許可を取り消されたハンターが処分の取り消しを求めた控訴審で、10月に敗訴したことを受けた対応で、民間任せの駆除のあり方に一石を投じる狙いもある。各支部の意見を踏まえ、年内に開く理事会で正式に決定する。
北海道猟友会(札幌)が、自治体からのヒグマの駆除要請に原則応じないよう、全71支部に通知する方向で最終調整していることが13日、分かった。 砂川市の要請による駆除で発砲した弾が、建物に当たる危険性があったとして、猟銃所持の許可を取り消されたハンターが処分の取り消しを求めた控訴審で、10月に敗訴したことを受けた対応で、民間任せの駆除のあり方に一石を投じる狙いもある。各支部の意見を踏まえ、年内に開く理事会で正式に決定する。
【釧路町】釧路管内標茶、厚岸両町で60頭以上の牛を襲った雄のヒグマ「オソ18」を駆除したハンターへの抗議が相次いでいる。ハンターが勤務する同管内釧路町には二十数件の電話やメールがあり、大半は「クマがかわいそう」といった道外からの批判だ。ハンター本人にも同様の電話が相次ぎ、批判を恐れて取材に応じることもできない状態という。猟友会関係者は「ハンターが萎縮し、駆除の担い手がいなくなってしまう」と危惧する。 オソは7月30日、釧路町職員でハンターの40代男性が駆除した。ハンターの男性から当時の状況について報告を受けた後藤支部長によると、男性は同日朝、町内の牧草地で、地面に伏せたクマ1頭を発見。車で約80メートルの距離まで近づいても立ち去らないため、人を恐れない「問題個体」と判断し、運転席から撃った後、約20メートルの距離まで近づき、さらに2発続けて撃った。
北海道新聞社は2022年12月16~18日、札幌市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピック招致について18歳以上の札幌市民を対象に電話による世論調査を行った。招致への賛否は「反対」「どちらかといえば反対」と答えた人が計67%で、「賛成」「どちらかといえば賛成」の計33%の2倍となった。同じ日程で行った全道調査も反対意見が計61%で、賛成意見の計39%を上回った。 札幌市民の調査で反対意見が賛成意見を上回るのは2021年4月と22年4月に続き3回連続。前回より反対意見は10ポイント増えた一方、賛成意見は9ポイント減り、差は15ポイントから34ポイントに広がった。内訳は「反対」が過半数の52%、「どちらかといえば反対」が15%、「どちらかといえば賛成」が21%、「賛成」が12%だった。全道は前回、賛成意見が51%、反対意見が48%だったが、今回は賛否が逆転した。 反対の理由を単数回答で尋ねる
札幌市の秋元克広市長は10日の臨時記者会見で、来年1、2月の「さっぽろ雪まつり」について、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ「会場を設置しての開催は厳しいのではないか」と述べ、事実上中止する考えを示した。札幌市や札幌観光協会でつくる実行委に対し、オンライン開催などの代替策を検討するよう伝えたという。実行委は来週中に正式決定する。中止は1950年の第1回以来初めて。 雪まつりは例年、国内外から200万人台の観客が来場する道内最大規模のイベントで、2017年度の経済波及効果は650億円。今年の雪まつりについて、専門家が道内での感染第1波を誘発させたと指摘。実行委は6月、感染防止のため来年は大雪像の製作を中止し、中小雪像を中心とする規模縮小方針を発表していた。 市長は記者会見で「今の感染状況で、1、2月により気温が低くなれば、規模を縮小しても、会場に誘客するのは難しいのではないか」と言及。一方
高村氏「念のため解散」に批判集中 総選挙で税金700億円 (11/15 01:30) 自民党の高村正彦副総裁が14日、安倍晋三首相が年内実施の意向を固めた衆院解散・総選挙を「念のため解散」と述べたことが、波紋を広げている。前回衆院選では約700億円の国費が投入されており、今回も同額程度が必要となる見通し。野党は「多額の費用をかけて行う衆院選に大義がないことを認めた」と批判。与党からも「不用意な発言だ」との声が漏れた。 民主党の川端達夫国対委員長は同日の党会合で「何百億円も使って年末に選挙をするのに、ふざけるのもいいかげんにしてほしい」と述べた。生活の党の鈴木克昌幹事長は「自分たちのやっていることに自信がないなら、政権から降りるべきだ」と強調した。 一方、自民党内では「調子に乗っていると思われる発言はやめてほしい」(幹部)との声が上がった。<どうしん電子版に全文掲載> 前の記事 次の記事
ロシアの著名映画監督「北方領土は日本に」 小綬章授章式で発言 (12/15 06:20) 【モスクワ西田浩雅】今秋の日本の叙勲で、旭日小綬章を受けたロシアの映画監督アレクサンドル・ソクーロフ氏(60)は13日、サンクトペテルブルクの日本総領事館での授章式で北方領土について「日本人が持っていたすばらしい土地を(日本の)国民に返す必要がある」と述べた。ロシア通信が伝えた。 ソクーロフ氏は、映画制作への日本の支援に謝意を示した上で四島返還に言及。授章式終了後、ロシア側メディアに対し「(四島の帰属について)歴史的資料をよく読むべきだ」と述べ、日本の主張の正当性を指摘した。<北海道新聞12月15日朝刊掲載> < 前の記事 | 次の記事 >
飯館村「人が住めるレベルではない」 京大助教らが現地調査 (04/14 06:55) 福島第1原発事故による放射能汚染を独自に調査した京大原子炉実験所の今中哲二助教らによる報告会が13日、国会内で開かれた。今中氏は、同原発から北西に25〜45キロに位置する飯館村の一部について「人が住むのに適したレベルではない」と指摘、汚染の深刻な状況を訴えた。 今中氏は、3月28、29の両日、飯館村の130地点で空気中や土壌で放射線量を測定。原発から遠い同村北部の空気中の放射線量は1時間当たり3〜4マイクロシーベルトだったのに対し、原発に近い南部に行くと20マイクロシーベルト程度に上がったことを説明した。 同村曲田地区の土壌からはセシウム137を1平方メートル当たり2200キロベクレル検出し、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故による強制移住基準1480キロベクレルを超えた。 3カ月居続けた積算被ばく量は100
高濃度汚染水が直接流出 コンクリ割れで海へ (04/02 14:23、04/02 14:48 更新) 海側から見た福島第1原発の(右から)1号機、2号機、3号機、4号機。真水を積んだ米軍提供台船の接岸作業に付き添い、海上自衛隊員が撮影した=3月31日(防衛省提供) 政府関係者は2日、福島第1原発事故をめぐり、2号機の高濃度汚染水の海への直接流出を確認したことを明らかにした。2号機と岸壁の間にある「ピット」と呼ばれる立方体の貯蔵設備のコンクリート割れが原因とみられる。政府は被災地を視察中の菅直人首相に報告するとともに、対応策の検討を急ぐ。 2号機タービン建屋地下や付近の地下水では高濃度汚染水が確認されており、東京電力はこうした汚染水がピットまで達し海に流れ出た可能性が高いとみて、詳しい流出経路を調べる。 高濃度汚染水の直接の海上流出が確認されたのは初めてで、政府は国民に対しても正確な情報を
防災の教え、命救った 釜石「津波てんでんこ」生かす 小中学生、高台へ一目散 (03/27 06:55) 避難の様子を話す釜石東中の3年生たち。一帯では津波で学校や多くの家屋が流された 東日本大震災で1200人を超す死者と行方不明者を出した岩手県釜石市では、3千人近い小中学生のほとんどが無事に避難した。背景には、古くから津波に苦しめられてきた三陸地方の言い伝え「津波てんでんこ」(自分の責任で早く高台に逃げろの意味)に基づいた防災教育がある。想定外の大津波が押し寄せる中、防災の教えが子供たちの命を救った。(報道本部 枝川敏実、写真も) 釜石市北部の大槌湾を望む釜石東中学校(生徒数222人)は、同湾に流れ出る鵜住居(うのすまい)川から数十メートルしか離れていない。11日午後の地震発生時は、各教室で下校前のホームルームが行われていた。 立っていられないほどの横揺れが生徒たちを襲った。1階にいた3年
就職難に苦しむ札幌の大学生らによる「就活くたばれデモ」が23日、札幌市の中心部で行われ、リクルートスーツ姿の学生が年々早まる就職活動への不満や求人増を訴えた。 デモには、就職先が決まっていない北大の4年生や大学院生ら約20人が参加。「面接多すぎ」や「既卒を差別するな」と書かれたプラカードを持って、「生きるための仕事をよこせ」などと叫びながら、約1時間練り歩いた。 馬のマスクをかぶった学生が「内定」と書かれたニンジンを追いかけるなど、就職活動の現状をちゃかすパフォーマンスも。 デモを呼びかけた北大文学部4年の男子学生(21)は「大学は就職のための予備校ではない。厳しい就活の現状を分かってほしい」と話した。
9月16日に発足した鳩山内閣の写真を眺めていて、ふと思い出した。確か、民主党は政権交代に備えて、「次の内閣」を“組閣”していたはず。あらためて実際の内閣と「次の内閣」の閣僚名簿を比べてみたら、顔ぶれがほとんど違うではないか。新政権の発足から2週間、メディアで連日、東奔西走する新閣僚の姿を見るにつけ、やっぱり気になる。「次の内閣」って一体、何だったの?(片岡麻衣子) 野党時代の“組閣” 党務担う 「ネクスト総理大臣 鳩山由紀夫」。民主党「次の内閣」の閣僚名簿はこう始まる。いまの総理大臣はもちろん鳩山氏。うん、これは当然か。 さらに名簿を読み進む。官房長官、外務大臣、防衛大臣…。現閣僚と見比べると、あれれ?違う人ばかりだ。 副大臣を除く「次の内閣」閣僚は21人(兼務含む)。このうち実際に同じポストを得たのは鳩山総理、菅直人副総理(国家戦略担当相)、原口一博総務相の3人だけ。ポス
十勝管内の道立高で昨年八月から今年三月にかけ、当時の一年生の男子生徒九人が、同級生の男子生徒一人にいじめを繰り返し、ズボンを脱がせて携帯電話で体を撮影した写真をインターネット上に公開して、停学処分を受けていたことが十六日、分かった。九人は既にいじめた生徒に謝罪し、停学処分も解除されている。 同校の校長は「校内で起きた集団いじめの察知が遅れ、申し訳ない。再発防止に努めたい」と話している。同校は二十日に全校集会と保護者会を開き、経緯を説明する。 同校によると、九人は六、七回にわたり、トイレや特別教室に男子生徒を連れ込んでズボンを脱がせ、その様子を三人が動画や写真で撮影。うち一人が昨年八月ごろ、インターネットの自身のブログ(日記風サイト)に写真二枚を公開。もう一人も、このブログに写真数枚を投稿した。 九人はほかにも、男子生徒に熱湯をしみこませたぞうきんを首にかけたり、ポリ袋に入れた水を浴びせたり
中国・唐代の詩人李白の代表的な詩「静夜思」は実は日本と中国で表記が2文字違う。一部の研究者には知られた事実だが、東京都江戸川区の区立中学校の日本語教室で学ぶ中国出身の生徒が違いに気付き、謎解きに挑んだ。この詩に詳しい大東文化大の門脇広文教授(中国文学)は「研究者でも知らない人がいるのに、中学生でよく気付いた」と感心している。 静夜思は、月光を眺め望郷の念にかられた心情を詠んだとされる。 日本での表記は「牀前看月光 疑是地上霜 挙頭望山月 低頭思故郷(寝台の前に差し込む月の光を見て、地上の霜かと思った。頭を挙げては山上の月を仰ぎ、頭を垂れては故郷を思う)」が一般的だ。 3年前に中国・河北省から来日した中学3年相木将希さん(16)は国語の資料集を見て、自分が覚えている詩と違うのに気付いた。中国の小学校では「看月光」は「明月光」、「望山月」は「望明月」と習った。 「看」の字を使わないと月を見つめ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く