最高裁に上告趣意書を提出後、記者会見をする堀江貴文被告=23日午後、東京・霞が関、水野義則撮影 ライブドアの連結決算を粉飾したなどとして証券取引法(現・金融商品取引法)違反の罪に問われ、一、二審で懲役2年6カ月の実刑判決を受けた同社元社長の堀江貴文被告(36)が23日、最高裁に上告趣意書を提出した。記者会見した堀江元社長は「粉飾決算をしようと思ったことは全くない。期待して株を買った皆さんのためにも、白黒をはっきりつけたい」と語った。 堀江元社長によると、会見を開いたのは強制捜査が始まった06年1月以来、初めて。「ようやく、自分で堂々と事件について話すほど理解できるようになった」という。 上告趣意書で元社長側は粉飾決算の認識がなかったことなどの点を挙げ、改めて無罪を主張。さらに、仮に有罪が認められても過去の粉飾決算事件と比べて一、二審は量刑が重すぎるとしている。同社をめぐる事件では堀江