「2013年にインシデント対応した企業の全てが、アンチウイルスソフトを最新の状態で利用していた。アンチウイルスソフトだけでは被害を防げなくなっているのが現状だ」。米ファイア・アイの最高技術責任者(CTO)を務めるデイブ・マーケル氏は2014年5月27日、セキュリティ脅威の現状を解説した(写真)。 マーケル氏は米マンディアントの元CTO。マンディアントは、米国企業などへのサイバー攻撃に中国人民解放軍が関与しているとする詳細な報告書「APT1:Exposing One of China's Cyber Espionage Units」を発表したことで知られる(関連記事1、関連記事2)。「このレポートの発表後、攻撃グループは作戦を中止。拠点を変更して攻撃を再開した」(マーケル氏)。 マンディアントは2014年1月、ファイア・アイに買収された。それに伴い、それまでマンディアントが提供していたインシ
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