重機の世界大手であるコマツは、まったく新しい無人ダンプトラックとして「Innovative Autonomous Haulage Vehicle」を発表した。 コマツは以前から、ドライバーが乗らずに働くダンプトラックを開発してきたが、いずれも既存の有人車両をベースにしたものだった。新製品は初めから無人専用となっており、運転室(キャブ)がない。 いわば巨大な無人地上車両(UGV)の一種で、車輪を備えて走り回る「陸のドローン」と考えてもよい。 砂利などを積んでいても、いなくても4輪等荷重配分を行える。4輪での駆動、リターダ、操舵を採用し、前後方向を選ばず移動可能で、荒れた道でも走破性に優れ、積込場や排土場での切り返しが一切不要。雨や雪が多く滑りやすく、既存の無人ダンプが稼働しづらい現場にも導入できるという。