ブックマーク / science.srad.jp (8)

  • 日本における新型コロナ感染拡大、海外からの帰国者が大きな感染源であることが判明 | スラド サイエンス

    Anonymous Coward曰く、 日における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染は、多くの感染者を出した大型客船「ダイヤモンドプリンセス号」や中国からの訪日外国人ではなく、海外在留邦人や海外旅行者といった海外からの帰国者経由で広まったとの分析結果を国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センターが発表した(朝日新聞)。 SARS-CoV-2などのウイルスの遺伝子は感染の過程で変異を繰り返すことが知られているが、感染症研究所はこれを利用し、SARS-CoV-2感染者から採取したサンプルの全遺伝子(ゲノム)情報を分析して感染者のつながりを視覚化した。その結果、1月から増加していた中国やダイヤモンドプリンセス号由来の感染は2月中までに押さえ込むことに成功していたものの、その後ヨーロッパや北米からの帰国者からの感染拡大が急増したことが確認できたという。

  • MITの数学者、スパゲッティを手で曲げて短い断片を作ることなく2つに折る方法を発見 | スラド サイエンス

    スパゲッティを手で曲げて短い断片を作ることなく2つに折る方法をMIT数学者による研究チームが発見し、その仕組みを解明した(MITのニュース記事、 論文アブストラクト、 Ars Technicaの記事)。 スパゲッティなどの乾麺を手で曲げて2つに折ろうとすると短い断片ができてしまうのは、最初にスパゲッティが中央近くで折れた時の反発力で振動が生まれ、さらに折れてしまうためだ。この謎を解明した研究は2006年イグノーベル物理学賞を受賞しているが、短い断片を作らずに2つ折りにする方法は判明していなかった。 研究者はスパゲッティを手で折る実験を繰り返し、曲げるのと同時にひねりを加えることで2つに折れることを発見。ただし、非常に強いひねりを加える必要があったため、装置を作って実験したところ、最初に360度近くまでスパゲッティをひねってから曲げると完全な2つ折りができることが判明する。 この結果は太さ

  • ビル・ゲイツが選ぶ、ブレイクスルーテクノロジー2019年版 | スラド サイエンス

    MIT Technology Reviewは毎年「10 Breakthrough Technologies」として、注目される10のブレイクスルーテクノロジーを選出しているが、今年は初のゲストキュレーターとしてビル・ゲイツ氏を招いている(MIT Technology Reviewの記事、 GeekWireの記事、 On MSFTの記事)。 ゲイツ氏が選んだブレイクスルーテクノロジーは以下の通り。原子力発電や人工肉、衛生的なトイレなど、ゲイツ氏が以前から注目しているカテゴリーも多いが、AIアシスタントの項目を含め、Microsoftは一切登場しない。 シミュレーションで対象物の扱いを決定するロボット モジュラー式小型リアクターなど原子力発電の新しい波 血液検査による早産の予測 子供にも使用可能な錠剤型腸内検査装置 がん細胞だけを攻撃するカスタムワクチン 牛を使用しない植物性人工肉・細胞培養肉

  • GPS通信障害を起こす「プラズマバブル」の原因は重力波? | スラド サイエンス

    GPS通信障害を引き起こす「プラズマバブル」の発生源が中規模の重力波である可能性を、九州大学などの研究者による研究グループが示したそうだ(九州大学の発表、日刊工業新聞、財形新聞)。 プラズマバブルは、穴のように電子(プラズマ)の密度が低いエリアが局所的に発生する現象。このエリア内では電波がより早く進んでしまうため、GPSの測定誤差の原因となるという。プラズマバブルが発生する原因はいままで分かっていなかったが、研究グループが人工衛星を使って中規模重力波を観測したところ、重力波が活発な地域ではより多くのプラズマバブルが発生していたことが確認できたという。発生した重力波が上空250kmに移動し、そこでプラズマバブルを発生させているという可能性が考えられるとのこと。

    GPS通信障害を起こす「プラズマバブル」の原因は重力波? | スラド サイエンス
  • SpaceX、東海岸と西海岸で一両日中に2つの衛星打ち上げと第一段ロケットの回収に成功 | スラド サイエンス

    米民間宇宙開発会社SpaceXが2件の衛星打ち上げに成功した。一つは東海岸で行われた「BulgariaSat-1」打ち上げ、もう一つは西海岸で行われた「Iridium 2」衛星の打ち上げ。ともに正常な投入が確認された(TechCrunch)。 今回の打ち上げでは、ともに使用した第一段ロケットの回収にも成功している。東海岸側に着陸したB1029は以前西海岸側で回収された機体の再打ち上げで、同機は北米大陸両岸から飛行した初のロケットとなった。ただ、B1029の着陸地点は天候が悪く、着陸時の衝撃で機体は一部破損した模様だ。 また、西海岸で飛行したB1036はアルミニウムに代わりチタニウム合金製となった新しいグリッドフィンを採用し、帰還時の熱のためフィンが再利用できない問題を解決したという。 Falcon 9の飛行は今年に入ってから9回を数えた。

    SpaceX、東海岸と西海岸で一両日中に2つの衛星打ち上げと第一段ロケットの回収に成功 | スラド サイエンス
  • 長期の宇宙滞在における生物学的変化、一卵性双生児の宇宙飛行士で確認される | スラド サイエンス

    NASAでは長期の宇宙滞在における宇宙飛行士の生物学的変化について、一卵性双生児であるNASAのスコット・ケリー宇宙飛行士とマーク・ケリー宇宙飛行士からサンブルを採取して研究を行っている。その研究結果の一部が、NASA Human Research Program Investigators' Workshopで発表された(Nature、SlashGear、The Verge)。 ISSでレタスを栽培し、枯れそうになっていたヒャクニチソウに花を咲かせたスコット宇宙飛行士は、2015年から2016年にかけて宇宙に340日間滞在し、過去の宇宙滞在を含めると合計520日となる。マーク宇宙飛行士は既に退役しているが、2001年から2011年の間に4回のスペースシャトルミッションで合計54日間宇宙に滞在した。2人は同じ遺伝子を持ち、同様の生活体験をしているが、スコット宇宙飛行士は1年近く継続的にIS

    長期の宇宙滞在における生物学的変化、一卵性双生児の宇宙飛行士で確認される | スラド サイエンス
  • 原子力関係の大学・大学院の受験者数、2014年度は増加 | スラド サイエンス

    読売新聞の記事によると、2014年度の入試で原子力関係の大学・大学院の受験者数が増加に転じたことがわかったそうだ。 原子力関係の大学・大学院の受験者は東日大震災以降減少を続けていたが、2014年度の受験者数は震災前の水準を上回る892名だったという。文部科学省では「安倍首相が原発再稼働の方針を明確にしたことで、原子力産業で働くことへの学生の不安払拭につながった」と分析しているとのこと。全国で「原子」のつく学科や専攻を持つ大学は10校あり、定員は合計302名。2011年度の受験者は822名だったが、2012年度は737名、2013年度は691人に減少。福島第一原発の廃炉作業への影響も懸念されていた。

  • 英国、衛星を使用しない測位システム「量子コンパス」を開発中 | スラド サイエンス

    軍事目的のために開発され、現在は腕時計やスマートフォンにも搭載されているGPS機能だが、水中での測位はできない。そのため、GPSを置き換えるものとして、イギリス国防省の防衛科学技術研究所(DSTL)が「Quantum Compass(量子コンパス)」を開発中とのこと(GPSDailyの記事、 Motor Authorityの記事、 ASCII.jpの記事、 家/.)。 量子コンパスは潜水艦内でGPSに代わるものとして開発されており、ボース=アインシュタイン凝縮を応用することで、人工衛星を使用せず地球の磁場や重力場の情報を取得して位置を特定できるという。既にシューボックス型で長さ1メートルの軍事用プロトタイプが完成しており、潜水艦や船舶だけでなく兵士も利用できるよう小型化に注力しているとのことだ。 GPSとは異なり測位に電波を使用しないことから、量子コンパスは妨害に強いというメリットもある

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