市場調査会社であるTrendForceによると、2023年2月の積層セラミックコンデンサ(MLCC)市場のBB(受注/販売額)レシオは0.79へとわずかながら上昇した模様だという。 第1四半期は家庭用電化製品、データセンター、5Gネットワークインフラストラクチャに関連する需要が季節的な要因から鈍化しているが、自動車分野からの注文がテスラの値下げを契機に他社も追随しており、安定しているという。このため、MLCCサプライヤは、2023年年間を通して、自動車部品の生産拡大と研究開発の加速を期待しているという。 こうした背景から、TrendForceでは、MLCCサプライヤ各社は2023年に車載向け製品の開発を加速させることが見込まれ、製造プロセス技術の改善や、生産能力の強化などに取り組み始めているという。 主要サプライヤである村田製作所は、自動車向け製品の月間生産能力を毎年10%増加させるという
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