新型コロナウイルス感染症の感染者が多数発生したドイツのある町で住人の血液を調べたところ、14%がすでに抗体を持っていることがわかった。十分な割合の人々が抗体を持てばウイルスはそれ以上拡散できなくなるが、パンデミックの終息まではまだほど遠いことが明らかになった。 by MIT Technology Review Editors2020.04.15 2101 404 13 16 実際のところ、これまでに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した人はどのくらいいるのだろうか? ドイツのある町で、暫定的な答えが出された。人口の約14%だという。 オランダとの国境に近いガンゲルトの町では、2月に開催されたカーニバルで町外からも多くの人が訪れていた。その後、新型コロナウイルス感染症の患者が急増し、町は思いがけず実験場としての役割を担うことになった。 近くの大学の科学者チームが、500人の住
専門家有志の会の西浦です。 日本では、コロナの流行を収束に向かわせるために、社会全体で、人と人との接触を8割減らすことが必要です。 でも、自分の生活に置き換えたとき、「人と人との接触」の分量をどのように理解すればいいのか迷いますよね。 今回、この記事では、「1接触」の定義と数え方について解説します。 # 感染時に備えよう # 戦う相手は人ではなくウイルス # 3密回避と接触8割減と外出1回 実は、学問的にみても、「人と人との接触(社会的接触)」の定義は様々です。次第にコロナの特徴がわかってくるなかで、この状況に最適な定義をしなければなりませんでした。 そこで、今回のコロナの対策に限った新たな目安として、 「一人の人が相手と1m以内の距離で2〜3往復の会話をしたら、1接触と数える」 「一人の人が相手と握手をしたら、1接触と数える」 と考えてみることを提案します。 相手との距離については、ほと
プロ野球は17日、12球団の代表者による会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、来月中のシーズン開幕を断念し、交流戦をすべて中止することを決めました。 会議では、政府からすべての都道府県に緊急事態宣言が出されるなど、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない厳しい状況を受け、来月中のシーズン開幕を断念したうえで、来月26日から6月14日まで予定していた交流戦の全108試合を中止することを決めました。 セ・リーグとパ・リーグのチームがリーグの垣根を越えて対戦する交流戦は平成17年に始まり、中止となるのは16年目で初めてです。 交流戦は1チーム18試合が組まれていて、中止が決まったことでことしのレギュラーシーズンの1チーム当たりの試合数は当初の143試合から125試合以下に減ることになりました。 また開幕日については6月中を目指し、今月下旬から来月上旬までに改めて
新型コロナウイルスの感染拡大防止のための入国規制や検疫強化により船員交代が困難になっていることを受けて、海運業界が各国政府に円滑な船員交代を働きかける動きが広がっている。シンガポールの船舶管理会社シナジー・グループの呼びかけで発足した企業連合12社は14日に共同声明を発表し、「船員交代問題は時限爆弾だ。各国政府は速やかに交代拠点を整備する必要がある」(シナジーのラジェシュ・ウニ最高経営責任者〈CEO〉)と強い危機感を示した。 同アライアンスには、シナジーの呼びかけに賛同した欧州やアジアの主要な海運会社や船舶管理会社、船舶代理店が参加している。 アライアンスのメンバーは、ノルデン、グリーグスター、レデリ・ノルド、ダイナコム、Vグループ、ウィルヘルムセン・シップス・サービス、パシフィック・キャリアーズ・リミテッド(PCL)、マグサイサイ、アウグスティア、コロンビア・シップマネジメント、インチケ
新型コロナウイルスに感染し、肺炎が重症化して呼吸できなくなるケースについて量子科学技術研究開発機構などの研究グループは、免疫の働きを高める「インターロイキン6」という物質が関わっており、この働きを抑える薬を使うことで治療できる可能性があると発表しました。 大阪大学の元総長で量子科学技術研究開発機構の平野俊夫理事長などの研究グループは、新型コロナウイルスによって重症化するメカニズムを分析し、アメリカの科学雑誌「イミュニティー」の電子版に論文を発表しました。 それによりますと、ウイルスの細胞への侵入をきっかけに、免疫の働きを高める「インターロイキン6」という物質が過剰に作られて免疫の仕組みが暴走し、重症の呼吸器不全を引き起こすと考えられるとしています。 そして、インターロイキン6の働きを妨げると、重症化した患者を治療できる可能性があると指摘しています。 インターロイキン6の働きを妨げる薬は、関
アメリカで新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻なニューヨーク州のクオモ知事は、今月29日までとしていた市民の外出制限を来月15日まで延長することを明らかにし、経済活動の再開は慎重に判断していく姿勢を明確にしました。 そのうえで、1人の感染者が何人にウイルスをうつすかを示した数値を紹介し、ニューヨーク州では現在0.9人で、これが1人を超えると入院患者の数が増加に転じるとして、この数値をさらに下げていく必要があると訴えました。 そのうえで、今月29日までとしていた外出制限を来月15日まで延長する方針を明らかにしました。 クオモ知事は「政治でも感情でもなく科学とデータに基づいて決定する」と述べて、外出制限の緩和や経済活動の再開については慎重に判断していく姿勢を改めて明確にしました。 このうち、将来的な経済活動の再開については、社会の維持に不可欠な仕事や人との接触が少なく感染リスクの低い仕事から
「はんこ注射」でおなじみの結核を予防するための「BCGワクチン」。 新型コロナウイルスの感染や発症後の重症化を防ぐことに関係があるのではないかと注目され、海外では臨床研究も始まっている。しかし、その効果はまだ“証拠がない段階”。 BCGを接種したいという人も出始める中、乳児へのワクチンが足りなくなるおそれも指摘されるなど、冷静な対応が呼びかけられている。 (国際部 記者 曽我太一) BCGは、結核予防を目的におよそ100年前にフランスの研究所で最初に作られ、日本では「はんこ注射」の接種方法でも知られるおなじみのワクチンだ。 結核研究所によると、日本では結核がまん延していた戦後に定期接種の制度が導入され、現在も0歳児を対象に定期接種が行われている。 このワクチンが、新型コロナウイルスとの関係で注目されるようになったのは、乳児などある一定の世代の全員を対象に広く接種を行っている国と行っていない
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