土地の測量会社などにGPSを使った位置情報のデータを提供している衛星測位利用推進センターでは、8日の午前中からふだん2メートルほどに収まっている位置情報の誤差が、16メートルほどに広がる現象が確認されました。 現在のGPS=位置情報システムのデータでは、実際の位置と数メートルの誤差が出るため、東京・港区にある衛星測位利用センターでは、電子基準点と呼ばれる全国に1200ほどある基準点を使い、誤差を数センチのレベルにまで補正した高い精度の位置情報を、土地の測量会社や建設機械メーカーなどに提供しています。 センターではGPSの誤差がどの程度か常時確認していますが、通常2メートルほどに収まっている誤差が、8日午前中から大きく変動し、16メートルを超えるまでに広がったということです。 センターによりますと、現在のシステムでは誤差が大きくなると電子基準点から離れた場所ではデータを補正できなくなるほか、