米航空宇宙局の無人探査機カッシーニが約140万キロの距離から撮影した土星。米航空宇宙局提供(2016年10月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / NASA/JPL-Caltech/Space Science Institut 【1月18日 AFP】土星の輪はこれまで考えられていたよりも新しく、1000万から1億年前の間に形成されたとする研究論文が17日、発表された。米航空宇宙局(NASA)の無人探査機カッシーニ(Cassini)の観測結果に基づく研究だ。 【写真特集】土星 ─ 氷の輪に囲まれた巨大ガス惑星 太陽から6番目に遠い惑星の土星は、系内の他の惑星と共におよそ45億年前に誕生したが、土星の特徴でもある輪を伴う現在の姿になるまでには、長い時間がかかったことを示唆する結果だ。 天文学者たちはこれまで、土星の輪は星本体よりも新しく、おそらく土星の衛星間で起きた衝突、もしくは近傍で粉々