パリのノートルダム大聖堂で起きた火災を受けて、日本国内にある世界遺産に登録されている城や寺、神社では点検などの対策を徹底しています。 奈良県斑鳩町の法隆寺では昭和24年の1月26日に金堂で火災が起きて、国宝の壁画などが焼損しこれを教訓に文化財防火デーが制定されました。 寺は平成5年にユネスコの世界文化遺産に登録され、建造物には自動火災報知設備を設置しているほか、延焼を防ぐための放水設備もあり、毎年1月26日には消防と一緒に大規模な防火訓練を行っています。 ノートルダム大聖堂で起きた火災について法隆寺の古谷正覚執事長は「大変驚いていますし、貴重な世界遺産が火災に遭い、残念でなりません。寺でも改めて防火対策を徹底したい」と話しています。 奈良県内では寺や神社が集まる3つの地域が世界遺産に登録されているほか、多くの建造物などが国宝や重要文化財に指定されていて、それぞれ防火設備の点検などの対策を徹