ブックマーク / natrom.hatenablog.com (243)

  • 良心的なホメオパシー - NATROMのブログ

    ■JBpress(日ビジネスプレス)のホメオパシーの記事についてのコメント欄でも述べたが、私はホメオパシーに関しては消極的容認の立場に立っている。安全で、安価で、現代医学を否定しないのであれば、代替療法を否定する理由はない。ホメオパシーで患者に与えられるレメディは超希釈されたものであって、基的には無害である*1。法外な利益を得ようとしなければ、安価で提供できるだろう。あとは現代医学を否定するかどうかであるが、日で宣伝されているホメオパシーと異なり、現代医学を否定しないタイプのホメオパシーもある。kikulogの■ホメオパシーはインフルエンザに効きません(追記あり5/6)のコメント欄での、「フランスから」 さんのコメントによると、フランスでは、 医師の元に行き、ちょっと風邪気味、ちょっと頭痛がすると いうような、医師も「とりあえず鎮痛剤だしておくかっ」 てな場合のみ「お薬だしておきます

    良心的なホメオパシー - NATROMのブログ
    machida77
    machida77 2009/11/30
    この辺は実態をもう少し知りたい。良心的なホメオパシーの存在は、ホメオパシーの反科学的な側面と折り合いがつくのか、それとも無視/対立/利用といった関係があるのか。
  • クリスマス中止のお知らせから学ぶネットリテラシーTOSS風味 - NATROMのブログ

    TOSS(Teachers Organization of Skill Sharing)とは、「授業・教育にすぐに役立つ教育技術・指導法を開発し,集め,互いに追試し,検討しあって,自らの授業の 技術を高め,集められた教育技術・指導法自体もよりよいものにしようと努める教師の団体」である*1。TOSSのサイトを通じて授業の役に立つコンテンツを利用できる。しかし、その中のごく一部であるが、問題のあるものも混じっている。批判を受けたら削除しているようなので、今ではだいぶマシになったと思っていたが、どうやらそうではないようだ。galleryさんの以下のまとめが参考になる。 ■TOSSの、こんな授業はイヤだ(もっと休むに似ている) おなじみの水からの伝言をはじめとして、EM菌、マクロビオティック、歴史修正主義などなど。TOSSには質の良いコンテンツもあるのに、これでは他のコンテンツが可哀そうだ。ポータ

    クリスマス中止のお知らせから学ぶネットリテラシーTOSS風味 - NATROMのブログ
    machida77
    machida77 2009/11/26
    ネットロアを絡めたメディアリテラシー、ネットリテラシーの授業はあったほうがいいとつくづく思う。この前も「オバマが11月下旬に宇宙人の存在を発表する」と語る工学部学生を見たばかりだ。
  • マンガやアニメでの喫煙シーンの是非 - NATROMのブログ

    平成18年に、日禁煙学会は、漫画およびテレビアニメ「NANA」の「目に余る喫煙描写を直ちに止めることを要請」した*1。読者が喫煙をはじめるきっかけになるという危惧はわかるが、それにしたって、日禁煙学会の抗議はやり過ぎである。抗議文には、「ファッションの一つと誤解させる」「未成年者の喫煙が健康に及ぼす悪影響の深刻さをまったく認識していない描写」「多くのキャラクターが所かまわず喫煙している」とあるが、ファッションの一つとして健康への悪影響など認識せずに所かまわず喫煙するようなキャラクターを描くのは作家の自由であろう。日禁煙学会としては、気で喫煙描写を止めさせたかったわけではなく、喫煙の害について耳目を集める、あるいは喫煙表現を牽制することが目的だったのかもしれないが、それにしたってやり方が稚拙であった。 タバコは、表現の上で一種の記号として働く。現実社会において、ある集団に喫煙者が多い

    マンガやアニメでの喫煙シーンの是非 - NATROMのブログ
    machida77
    machida77 2009/11/06
    逆に禁煙学会は喫煙の害が描写されている作品を顕彰してはどうだろう/喫煙表現への抗議・規制には強い根拠がなければすべきではないと思う。
  • 癌性疼痛の除痛すら否定する安保徹と上野紘郁 - NATROMのブログ

    ビジネスプレスに、■若者よ、新型インフルエンザに大いにかかれ*1という記事が載ったのをきっかけに、安保徹批判のエントリーを書き始めたのだが、その際にあまりにもひどい主張を見つけたので、先に言及しておく。安保徹氏は新潟大学大学院教授で、「免疫学の世界的権威」とされているが、臨床的には根拠のない主張を行っている。上野紘郁氏は、日臨床代替医学会を設立し、「独自処方の代替療法で治療する名医として話題を集めている」そうだ。 ■現代医療はがん患者を助けられるのか?【対談】安保 徹 & 上野 紘郁 安保 ガンの末期になると、痛みが強くなります。WHOが痛みを取り除く方法などと言って、麻薬(モルヒネ)の使用を推奨しています。私は、それにも反対です。 癌の除痛に対するモルヒネの使用は、安全性が高く効果のある治療法として国際的にも推奨されている。末期に限らず、癌性疼痛の際には積極的に使用してよい。疼痛対

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    machida77
    machida77 2009/10/26
    あの主張は犯罪的といっていい。それを真に受けて広めようとする人間がいるのも頭が痛くなる話だ。
  • バイオラバー販売業者に薬事法違反の恐れ - NATROMのブログ

    バイオラバーは、山化学工業株式会社が開発し、「人体に有用な波長を出す」と主張されている。このブログでも、■バイオラバーの驚異的な効果、■ニセ科学を見抜く練習問題(「バイオラバー」応援サイトから)で紹介した。「バイオラバー」を検索ワードで当ブログに来る人もわりといる。さて、朝日新聞によると、バイオラバーを使った商品を販売している業者が「がんが治る」などと効能をうたっていることから、薬事法に違反する恐れがあるとして、捜査当局が販売の実態を調べているとのこと。 ■高速水着素材「がん治る」と販売 薬事法違反の恐れ(朝日) 朝日新聞が調べたところ、「がん治療効果がある」などと説明して販売していたのは東京に社のある健康用品販売会社。同社は東京のほか大阪、京都などに店舗があり、ホームページに定期的にバイオラバーに関する「説明会」の案内を掲載していた。バイオラバー自体を紹介するページもあったが、現在は

    バイオラバー販売業者に薬事法違反の恐れ - NATROMのブログ
    machida77
    machida77 2009/10/20
    ブクマつけ直し。そもそも山本化学工業はこれまで米国臨床腫瘍学会がガン抑制効果を承認したなどの文章で医学的効果があるかのような宣伝を公式にしてきたわけで、今更責任逃れかよと思う。/コメ欄にまた凄い人が。
  • B型肝炎ワクチンとホメオパシー - NATROMのブログ

    慢性B型肝炎は肝硬変や肝細胞癌のリスクとなる。慢性B型肝炎の多くは、母親から子にB型肝炎ウイルスが感染したことが原因である*1。現在の日では、妊婦健診にて母体のB型肝炎ウイルスの感染の有無を調べ、もし感染があれば、新生児に抗HBs人免疫グロブリン及びB型肝炎ワクチンを投与することが推奨されている。このように日ではハイリスクグループにのみ感染対策を行っているが、諸外国では全新生児を対象にワクチン接種(ユニバーサルワクチン)が行われている。B型肝炎ワクチンの副作用として、アレルギー反応には注意を要するが、重篤なものは報告されていない*2。日ではワクチンの接種は強制ではないが、オーストラリアでは子へのワクチン接種を拒否して、一家が逃亡した事例が報道された。 ■息子への予防接種を拒否し一家で逃亡、オーストラリア(AFPBB News) オーストラリアの警察および福祉当局は23日、生後2日の息

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    machida77 2009/10/17
    医療不信や絶対安全を求める心理につけこんだ詐欺同然の手口。
  • apjさんの取り巻きの数→ - NATROMのブログ

    ■正論に勝てないからと逃げた悪徳商法?マイアックスの続き。日トリムの正規代理店である「水の舞普及会」の「提橋和男の新☆管理人のつぶやき」から新作だよ。これまでの流れは、 提橋氏「天羽女史は多くのサイトに書き込みを行うことによって、Web上にひとつの世論を創造し、自分の主張を広めようとしているのだろう。『悪徳商法?マニアックス』の『日トリムの説明を聞いてきました』も天羽女史または取り巻きが投稿したものだ。なぜなら、リンク先が訂正されているからだ」 NATROM「(゚Д゚)ハァ?『悪徳商法?マニアックス』の管理人であるところのBeyondさんが訂正しただけじゃね?」 提橋氏「天羽女史ご人がbeyondさんとつるんでいたことを暴露してしまった」←new! ■提橋和男の新☆管理人のつぶやき 1171*1 NATROM先生は、私の主張を「妄想」と斬り捨てましたが、何と、天羽女史ご人がbeyo

    apjさんの取り巻きの数→ - NATROMのブログ
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    machida77 2009/09/14
    あの人は軽度の陰謀論思考ですね。そのうち悪化するか、同じところをぐるぐる回るかのどちらかの道を辿るでしょう。
  • JBpress(日本ビジネスプレス)のホメオパシーの記事について - NATROMのブログ

    JBpressのサイトに、医療ジャーナリストの長野修氏によるホメオパシーの記事が掲載された。 ■自然治癒力を高める「ホメオパシー」 欧米からやって来た代替医療が日で静かなブーム(「世界で最も安全な医療」から「自然治癒力を高めるホメオパシー」に変更された) ■何のためのホメオパシーか 西洋医学が見放した人を前に、それでもノーと言えるか 詳しくはリンク先を読んでいただくとして、内容は概ねホメオパシーに好意的である。賛同できる部分もあるし、問題がある部分もある。代替医療に関しての私見も含め、JBpressのホメオパシーの記事についてまとめた。 選択肢として代替医療はあっていい 私は、「科学的根拠の乏しい代替療法であっても、末期癌のような積極的な治療手段のない病気に(緩和ケアと併用しつつ)使用するのは、私は必ずしも否定しない」と述べたことがある。長野修氏も同様のことを書いている。 患者は、最期ま

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    machida77 2009/09/10
  • ナイチンゲール曰く、「ホメオパシー療法は根本的な改善をもたらした」 - NATROMのブログ

    ホメオパシーは「同種療法」とも訳され、さまざまな物質を限りなく薄く希釈することで治療効果が得られるとされている代替療法の一種である。ホメオパシーで処方される「丸薬」は、原料の物質を1分子も残っていないほど希釈したのちに乳糖もしくは蔗糖にしみ込ませて作られる。通常の薬理学的見地からは、ただの「砂糖玉」と変わらない。臨床的にも効果はプラセボと変わらない。そんなわけでホメオパシーは「由緒正しいニセ科学」とみなされている。 さて、とあるブログ経由で、ナイチンゲールがホメオパシーに言及していることを知った。なんでも、「ホメオパチー療法は素人女性の素人療法に根的な改善をもたらした」のだそうだ。「この用薬法はまことによく出来て」いるともある(強調は引用者)。ナイチンゲールがホメオパシーについて言及した"Notes on Nursing: What it Is and What it Is Not"(看

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    machida77 2009/08/11
    ホメオパシーには嘘と誤解が多すぎる。
  • マクガバン・レポートから考えた日本の食生活 - NATROMのブログ

    皆様はマクガバン・レポート(マクガバン報告)をご存知だろうか。マクガバンレポートで検索してみると、いろいろ怪しげなサイトが引っかかってくる。典型的なのは、こんなの。 ■なぜ昔、日人はタンパク質をあんまり摂ってなかったのに死ななかったんですか?*1(Yahoo!知恵袋) マクガバンレポートを知ってますか。アメリカ上院議員のマクガバン氏がその議員生命をかけて取り組んだレポートです。アメリカ人の生活習慣病(癌、白血病、動脈硬化、糖尿病その他)はもうひどいもので医療費は国政を圧迫していました。数年の歳月を費やし原因を追及した報告書をマクガバン氏の名前でマクガバンレポートといいます。結果は肉中心の生活をあらためることでした。理想的には日の江戸時代の生活がよいとレポートには書かれています。日人がいまのように1億総半病人のようになってしまったのは、タンパク質中心主義が原因です。江戸時代の日

    マクガバン・レポートから考えた日本の食生活 - NATROMのブログ
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    machida77 2009/07/27
    日本の伝統食文化を過剰に賛美するトンデモ業界(特にマクロビ)で大人気のマクガバン・レポートにまつわるデマについて/最近だと新谷広実もこのネタを広めるのに一役かった。
  • どうして日本は癌大国になってしまったのか? - NATROMの日記 - NATROM 2009/07/25 10:01

    癌大国であることはむしろ誇りである 日人の死因の1位は悪性新生物(癌)である。1980年ごろから、脳血管疾患を抜いた。WHO Mortality Database*1で調べてみると、2006年で日の総死亡数は108万4450人、うち悪性新生物が原因なのが32万9314人で、総死亡の30.4%を占める。ちなみに、イギリス 27.0%、アメリカ合衆国 22.8%、イタリア 27.0%、ドイツ 25.7%、フランス 28.2%であった。ダントツとはいえないまでも、日は確かに癌による死亡率は高い。ではその原因は?「化学物質」「物添加物」による汚染や、「放射線」「石油から作った薬」などの不適切な医療が原因だという主張もあるが、間違いである。以下は、生活の変化が原因だという主張。 ■どうして日は癌大国になってしまったのか?(と健康)*2 今日で、ようやく育に取り組み始めてきましたが、

    どうして日本は癌大国になってしまったのか? - NATROMの日記 - NATROM 2009/07/25 10:01
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    machida77 2009/07/18
    数多のニセ科学や陰謀論で最近はてブでも大人気の「食と健康」の間違い(妄想)に対する指摘。
  • 化学物質過敏症の第一人者が効果を立証した電磁波防護製品 テクノAO - NATROMのブログ

    ■株式会社テクノエーオーアジアのサイト*1によると、見えない電磁波から身を守る「テクノAO」は「高周波〜低周波まで対応できる唯一の商品」だそうです。■テクノAOの基原理*2から引用してみましょう。 テクノAOの製品の内部には硬質プラスティックのカプセルが内蔵され、中にバイオ溶液が封じ込められています。このバイオ溶液は、この最も危険性の高い超低周波に対応するため、太古の深海のミネラルバランスに着目して開発されました。また守られるべき私たちが、水を持った生命体であることから共振性を高めるために液体を使うことで、より繊細で深部まで届く自然波を再生することができたのです。隆起した地層を何箇所もボーリングして、深海のミネラルバランスを特定し、その後、最も私たちの脳波に優しいアルファ波帯で自己発振する周波数まで調整が繰り返されました。絶妙なミネラルの配合値が、限界値まで希釈して作られ、配合から発振さ

    化学物質過敏症の第一人者が効果を立証した電磁波防護製品 テクノAO - NATROMのブログ
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    machida77 2009/06/18
    ニセ科学の連鎖。こういうのにお墨付き与える研究者や医者はもっと批判されるべきだろう。
  • 化学物質過敏症の病名登録について - NATROMのブログ

    毎日新聞にて、■化学物質過敏症:治療に健保適用、70万人救済に道 10月から病名登録という記事が掲載された。 電子カルテシステムや電子化診療報酬請求書(レセプト)で使われる病名リストに、「化学物質過敏症(CS)」が新たに登録されることが11日分かった。10月1日付で厚生労働省と経済産業省の外郭団体・財団法人医療情報システム開発センター(東京都文京区)が改訂を予定している。国が公式にCSの存在を認めるのは初めて。健康保険で扱われる病名はこのリストに連動しており、改訂されれば、自己負担が原則だったCS治療に健保が適用されるため、推定約70万人とされる患者救済の大きな一歩となる。【宍戸護、田村佳子、河内敏康】 厚労省にCSを公認するよう求めてきた患者団体・シックハウス連絡会(東京都)によると、同省から今年5月、センターへ病名の登録を要望するように勧められた。6月1日にセンターから「CSを10月1

    化学物質過敏症の病名登録について - NATROMのブログ
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    machida77 2009/06/17
  • 2009-06-09

    前回紹介したホメオパシー・ジャパンが販売する波動機器「クォンタム・ゼイロイド」について、日語の医学論文検索エンジンである医中誌で検索してみたら、なんと2件ヒットした。マジか。 青山千佳氏は獣医師でロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)の講師。 石橋貴代氏は日ホメオパシー医学協会(JPHMA)の認定ホメオパスで、 「QXのエキスパート」とのこと。 ご存じ由井寅子氏は、RAH学長、JPHMA会長。 「日未病システム学会雑誌」は、いかにもな雑誌だけど、それにしたって掲載する論文を選べばいいのに。「未病システムの展開 遠隔健康管理 QX-SCIOクォンタム・ゼイロイド意識インターフェイスについて(解説)」については、ワークショップ「未病システムの展開―遠隔健康管理―」の追加発言として掲載されており、仕方がないのかもしれない。一般的に、論文掲載に比べて、学会発表はハードルが低い。ト

    2009-06-09
    machida77
    machida77 2009/06/10
    イグアナの研究で通せばイグ・ノーベル賞もらってもよさそうなレベル
  • ホメオパシージャパンが販売する波動機器 クォンタム・ゼイロイド - NATROMのブログ

    「水からの伝言」が波動ビジネスと結びついていると、しばしば指摘されている*1。「ありがとう」という言葉で水の結晶が美しくなるという、非科学的ではあるが一見無害な主張は、実のところ、動作原理が不明で高価な波動測定機器を売りつける意図が隠されているのだろう。ホメオパシーについても、「希釈によって物質そのものは無くなっても、波動が水に転写されるのだ」などと、波動による説明がなされることがある。案の定というか、ホメオパシー・ジャパンが波動測定器を販売しているので紹介する。 ■Quantum Xrroid-SCIO / クォンタム・ゼイロイド【スキオ】*2(ホメオパシージャパン株式会社) 弱冠18歳でアポロ13号帰還の立役者となった天才科学者ビルネルソン(ウィリアムネルソン)博士(由井学長恩師)開発のクォンタムゼイロイドは、他に類をみない世界最先端のエネルギー測定修正システムです。療法関連において世

    ホメオパシージャパンが販売する波動機器 クォンタム・ゼイロイド - NATROMのブログ
    machida77
    machida77 2009/06/05
    ホメオパシージャパンの問題にも絡む良いツッコミ。より詳しく知りたい人には→がお勧めhttp://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/Tests/xrroid.html
  • 機能性低血糖症の疾患概念はグレー - NATROMのブログ

    血糖値の異常な変動が精神的・身体的症状と関連するという主張がある。■20年来のつらさがほぼ消えたことについてにて体験談が述べられている。糖尿病治療薬やインスリノーマ(インスリン分泌腫瘍)などによる通常の低血糖症と区別するために、ここではこうした主張に関連する低血糖症のことを機能性低血糖症と呼ぶ(反応性低血糖症とされていることもある)。まず注意すべきは、通常の低血糖症と、機能性低血糖症は異なる疾患概念であることだ。 通常の低血糖症はよく見る。症状は、軽症であれば、手の震え、眠気、発汗、動悸などで、重症では昏睡に陥る。治療はブドウ糖の内服や静脈注射を行い、通常は治療に速やかに反応する。■低血糖(メルクマニュアル)や、■低血糖症(goo ヘルスケア)で述べられているのは、通常の低血糖症のことを指す。私の知る限りにおいて、通常の低血糖症を起こす人たちが、キレやすくなったり、うつ病になりやすかったり

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    machida77 2009/04/09
    ありがたい。機能性低血糖症についてはかなりトンデモな本があって裏付けが気になっていた
  • 眼鏡っ娘で物理に強くなる - NATROMのブログ

    鈴木みその「マンガ 物理に強くなる」(ブルーバックス 関口知彦・原作)がいい。何がいいって、特に眼鏡っ娘が。 運動方程式の凄さを力説するメガネっ娘。 この、実に楽しそうに運動方程式の解説をする女子高生が教師役。生徒役は、物理で赤点だと補習のため地区予選に参加できなくなってしまう野球部員。知り合うきっかけはファールボール。 再構成を忘れたわけではなく野球ボールで破壊された。 そんなわけで、眼鏡っ娘による個人授業がはじまる。高校物理の力学で、慣性の法則、「速度」と「加速度」、作用反作用の法則とか。それはそうと、楽しそう。 知り合った当日に自転車二人乗り。ありえないだろ、物理的に考えて。 作用反作用。背景は点描。 科学の美しさを語る眼鏡っ娘。「女性科学者」という位置づけのキャラクターはわりといるけれども、科学の美しさを語るキャラってのは珍しいのではないか。 この角度。夕日に映えるシルエット。印象

    眼鏡っ娘で物理に強くなる - NATROMのブログ
    machida77
    machida77 2009/04/05
    俺は教わるほうじゃなくて教えるほうだったからなあ…立ち位置が違うせいかこの本読んでも感覚にズレがあった。
  • 魚紳さんが別人過ぎる件 - NATROMのブログ

    「釣りキチ三平」の登場人物である鮎川魚紳は、主人公の三平三平のライバルでもあり、兄のような存在でもある。 平成の魚紳さん。イケメン*1 イケメンでスポーツマン。たびたび長期の釣り旅行をしたりして、何の仕事をしているかはいまいちよくわからないが(弁護士だったっけ?)、高学歴で高収入であることには間違いない。■職人気質な医師のエントリーを書くために、一平じいさんの画像を探して、古い「釣りキチ三平」を読んだのだが、長期連載漫画にはよくあることとは言え、初登場時の魚紳さんはほとんど別人であった。こんな感じ。 初登場のころはおっさん*2 いま気づいたけど、平成版と服は同じ。オバケのQ太郎のように、同じ服をたくさんもっているのだろうか。このときは「釣り大会に興味はない」とか言っているが、その後はわりと大会に参加している。 ワイルド ウィスキーをラッパ飲み。「ム〜〜〜ッ」。背中に「祈願日一周釣行脚」の

    魚紳さんが別人過ぎる件 - NATROMのブログ
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    machida77 2009/03/30
    三平と魚紳のヤオイは未だ同人で、Webで生き続けている。あれを知っていると原作の変化なんて大したことではない!(何か間違っているような気もする)
  • おもしろそうだから人体実験してみた - NATROMのブログ

    脚気に関する論文をひもといていると、けっこう人体実験がなされている。昔のことだから、おおらか。二つほど紹介しよう(いずれも引用文中の強調は引用者による)。まず、ビタミン50年記念事業会発行の「ビタミン研究五十年」の大森憲太「近代の脚気原因研究のあゆみ」より。このが発行されたのが昭和36年(1961年)。鈴木梅太郎のオリザニンの発見が明治43年(1910年)なので、それから約50年目。「米糠で脚気が治るなら小便でも治る」と鈴木梅太郎が揶揄された逸話からわかるように、1910年代の日ではまだ微量栄養素の不足によって脚気が起こるという説は受け入れられていなかった。ビタミンB不足が脚気の原因か否かで激しい論争が起こるのだが、大森憲太(のちに慶応大学教授)が脚気ビタミン欠乏説支持の最右翼であった。約50年経って、「あのころは大変だったねえ」的な感じで書かれたのが「ビタミン研究五十年」という。ま

    おもしろそうだから人体実験してみた - NATROMのブログ
    machida77
    machida77 2008/12/18
    ( ;∀;)イイハナシダナー
  • マネジメントの神様による医療経営セミナー - NATROMのブログ

    しばしば、医療機関の経営不振を医療者の怠慢のせいにされる。「単純に経営が下手」「胡座をかいて赤字体質も平気のまま」などと言われたこともある。だが、経営努力をしていないわけではない。以前勤務していた病院では、医局に「先週の病床利用率○○%、目標は××%」と張り紙がしてあり、だいたい目標が95%くらいだった。病床利用率とは大雑把に言うと、ベッド数あたりの入院患者数で、100%に近ければ近いほどベッドが効率的に利用されていることになる。病床利用率が下がると、院長が朝礼ではっぱをかけていた。ちなみに、かの病院では、最近の病床利用率は80%後半で赤字とのことだ。 病床利用率を上げるために空きベッドを少なくすると満床となりやすく、救急患者が「受け入れ困難」になってしまう。これは救急病院だけではなく、慢性期を診る病院の問題でもある。救急病院に空きベッドをつくるには、病状が落ち着いた患者さんにはすみやかに

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    machida77
    machida77 2008/11/29
    経営と関係ない※「安心しろこの勝負、日本の勝ちだ。労基法無視を忘れてはいないか?今の医師なら10倍くらいの労働には耐えられるんでしょ?」「残念じゃったな…今使っておるのがその10倍過重労働じゃよ」