6月30日一杯で、飲食店での販売・提供が食品衛生法で禁止されるレバ刺し。ユッケに続き、次々と「生肉食文化」が消えていく 昨年4月に起きた「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件によって、約半年後にはユッケの調理基準が厳格化、ほとんどの焼き肉店からユッケが消えてしまった。 そして、次のターゲットとして狙われていたのが、生肉メニューの王様ともいえる牛のレバ刺しだったが、とうとう7月1日から飲食店での販売・提供が全面禁止されることが正式決定してしまった。 今回の禁止措置を、焼き肉店の業界団体である全国焼肉協会はどう受け止めたのか? 「はっきり言って禁止ありきの決定で、それに向けていろいろな理屈をこねたということでしょう」と、全国焼肉協会の担当者は納得いかない様子だ。 「そもそもは消費者庁が言い出しっぺなんです。消費者庁が『食の安全を守る』ということで、ユッケの食中毒問題は違反に対するペナルティが