ブックマーク / www.mededge.jp (12)

  • 米研究者が「STAP細胞」の再現に成功!? | Medエッジ

    12月12日、私は東京で、研究倫理に関するシンポジウムを傍聴していました。  少し疲れてスマートフォンを覗いてみると、ある情報がソーシャルメディア上で飛び交っていることに気づきました。  「STAP細胞はやっぱりあったのか!?」  「小保方さんは正しかったことを海外の研究者が証明し、論文が『ネイチャー』に掲載された!」  結論から述べると、ここで飛び交った情報にあるような理解は誤りです。 「損傷」という刺激で「多能性様細胞」ができた、が…… 根拠とされている論文は「損傷によって誘導された筋肉由来幹細胞様細胞群の特性評価」という題名で、米テキサス医科大学の研究者らがまとめ、『ネイチャー』と同じ出版社が発行する『サイエンティフィック・リポーツ』という電子ジャーナルに掲載されたものです。  題名からわかる通り、この論文は、マウスから採取した筋肉の細胞を「損傷」させて刺激したところ、多能性幹細胞、

    米研究者が「STAP細胞」の再現に成功!? | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/12/14
    小保方氏論文との違いが明らかな論文。
  • 「ウシ白血病ウイルス」と乳がんに関連あり | Medエッジ

    このたび、人間の胸の組織を分析したところ、「ウシ白血病ウイルス感染」と乳がんに関連性があると分かった。 ほぼ全ての牛乳に存在 米国カリフォルニア大学バークレー校/デイビス校の研究グループが、オンライン科学誌プロスワン(PLoS One)で2015年9月2日に報告。同大学も紹介している。  研究グループによると、ウシ白血病ウイルスは、乳牛/肉牛の血液細胞や乳腺に感染して白血病やリンパ腫を引き起こす「レトロウイルス」と呼ばれるタイプのウイルス。世界中の畜牛で見られるという。感染した血液や牛乳を介して、感染するものではあるものの、牛で実際に病気になるのは感染した畜牛の5%未満と低い。  牛乳は農場全体で集められるため、2007年の米国農務省の調査によると、乳牛500頭以上の農場では100%、100頭未満の農場でも83%が、ウシ白血病ウイルスに感染している「陽性」と確認できるという。  研究グルー

    「ウシ白血病ウイルス」と乳がんに関連あり | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/10/19
  • 予想に逆行、日本の冠動脈心疾患による死亡率が低下し続けている、1970年以降で | Medエッジ

    では、総コレステロール値が上がり続けているにもかかわらず、冠動脈心疾患による死亡率は下がり続けていると分かった。  米国、ピッツバーグ大学公衆衛生大学院の関川暁氏らの研究グループが、疫学分野の国際誌であるインターナショナル・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌において2015年7月16日に報告している。 なぜ日だけ? 研究グループによると、1960年代に世界7カ国が参加した「7カ国研究」において、日は冠動脈心疾患による死亡率が低く、総コレステロール値が相対的に低いことに起因すると報告された。  米国への日移住者を対象として1970年代に行われた研究では、冠動脈心疾患率の高まりが認められて、日人の生活様式が欧米化するに従って冠動脈心疾患による死亡率も高まることが予測された。  不思議なことに、1970年以降、冠動脈心疾患による死亡率は下がり続けている。 世界の病気発生を調査 研

    予想に逆行、日本の冠動脈心疾患による死亡率が低下し続けている、1970年以降で | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/09/04
  • ガチョウやカメなぜ磁場に沿って飛ぶ?生き物で初の「磁場センサー」を特定 | Medエッジ

    鳥をはじめ、地球の磁場をうまく使っている動物がいる。  このたび生物で初めて磁場を感じるセンサーが特定された。  米国イリノイ州立大学のアンドレス・ヴィダル・ガデア氏らの研究グループが、eLife誌において2015年6月17日に報告している。 なぜ磁場に沿って動けるか ガチョウ、ウミガメ、オオカミなどの動物が、地球の磁場を使って移動すると知られている。どういうシステムか詳しく分かっていない。  研究グループは、生物学の研究で一般的に用いられる線虫と呼ばれる生物を世界から集めて、研究所に運び込んだ。動きを検証した。  その結果、磁場の方角は地球の場所によって異なるが、どの地域から来ても、線虫は地場に対して正確な角度で移動すると分かった。 「AFDニューロン」と呼ばれるところに 特殊な磁気コイルを使って線虫の周囲の磁場を変えて、その行動の変化を調べた。  線虫が磁場を感じる能力があると確認。

    ガチョウやカメなぜ磁場に沿って飛ぶ?生き物で初の「磁場センサー」を特定 | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/07/05
  • ギャンブル依存症の人は「思い込み」で衝動的に賭けてしまう、ドイツの研究報告 | Medエッジ

    ギャンブル依存症の人は、深く考えられず衝動的な思い込みに従って賭けてしまうと分かった。 ギャンブル依存症になる人とならない人の違いを比較 ドイツ、コンスタンツ大学を中心とした研究グループが、ギャンブル研究についての国際誌、ギャンブリング・スタディーズ誌で2015年4月29日に報告したもの。  研究グループは、常習的なギャンブル依存症の91人とギャンブル依存ではない一般の70人を比較する実験を行った。 参加者にカジノと2台のスロットマシーンの写真を見せた。このスロットの勝率は決まっており、一方のスロットマシーン(33%)よりももう一方のスロットマシーン(67%)の方が高い。しかし、その結果の順序はランダムに起こる。  そのことを説明した後、コインが右と左のいずれのスロットマシーンから得られるかを何度も予測してもらった。 スロットマシーンで最適な手を打てない この実験で、勝つために最善の方法は

    ギャンブル依存症の人は「思い込み」で衝動的に賭けてしまう、ドイツの研究報告 | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/06/27
  • 認知症の謎に?!脳は学習するたびにDNAをいちいち破壊していると判明、MIT発見 | Medエッジ

    人は学習したり、記憶したりするときに、脳の中でDNAを破壊していると分かった。  うまく直せない場合はダメージが残ってしまうことになる。認知症の謎にもつながるかもしれない。  米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループが、有力科学誌のセル誌オンライン版に2015年6月6日に報告した。 遺伝子を活発にしている なぜDNAを破壊するプロセスがあるかといえば、重要な遺伝子の働きを活発にできるからだ。学習と記憶に伴って、脳において必要な機能を有効にしていくというものだ。  人は年を取るに従って、このDNA損傷を修復する能力が弱まってしまい、結果として退化へとつながっているとも見られた。 700の遺伝子で変化 研究グループは神経細胞を使って、DNAの破壊に伴って変化の起きる遺伝子を検証した。  DNA破壊につながる化学品で細胞を処理、それで活発になったDNAを反映するRNAを集めた。ここか

    認知症の謎に?!脳は学習するたびにDNAをいちいち破壊していると判明、MIT発見 | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/06/21
  • 銅はノロウイルスを破壊する、しかも素早く | Medエッジ

    銅を含む金属合金がノロウイルスを破壊するようだ。  胃腸炎の原因として、冬を中心に問題となる感染症で、うまく金属を活用できるのかもしれない。 銅合金を使って検証 米ノースカロライナ州立大学のクライド・マニュエル氏らの研究グループが、アプライド・アンド・エンバイラメンタル・ミクロバイオロジー誌において2015年5月15日に報告している。  ノロウイルスは感染力のある病原ウイルス。下痢などの症状を引き起こす。  研究グループによると、米国ではクルーズ船、レストラン、高齢者施設などで集団感染が起こる場合があるようだ。日でも、飲店や福祉施設などで起こることはある。  研究グループは、5種類の銅合金とステンレスの板に、ウイルスを含んだ人間の大便か、ノロウイルスではないものの、増殖するウイルスと同じ性質を持つ粒子を載せて、その後の変化を調べた。 フリーラジカルが効果 その結果、銅の上ではノロウイル

    銅はノロウイルスを破壊する、しかも素早く | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/06/19
  • 北米で猛威を振るう貝の白血病は、海を漂うハマグリのがん細胞が原因だった | Medエッジ

    医学から離れて広く生物を見始めると、生命の営みの多様性に今さらながら驚く。 起源に迫った 今回紹介する米国コロンビア大学の論文は、米国東部、北部の海岸で猛威を振るっているオオノガイに発生する白血病についての研究だ。4月9日の科学誌セル誌に掲載された。  タイトルは「ガン細胞の水平伝搬によりオオノガイの白血病が引き起こされる(Horizontal transmission of clonal cancer cells causes leukemia in soft-shell clams.)」だ。白血病はオオノガイだけでなく、ムール貝や牡蠣(かき)にも見られることは昔から知られていたようだ。血液の細胞が異常に増殖するのが白血病。ウイルスのように血液の細胞の遺伝子にレトロトランスポゾンというものが入り込んで起こるという報告もあった。  今回の研究は現在米国東部のニューヨークからカナダまで白血病

    北米で猛威を振るう貝の白血病は、海を漂うハマグリのがん細胞が原因だった | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/04/17
  • 頭への衝撃で脳の処理速度が遅くなる、ボクサー1試合ごとに0.19%のペース | Medエッジ

    頭を何度も強く打つと、脳容量が小さくなり、処理速度が遅くなることが分かった。  ボクサーと総合格闘家を対象に検証した結果だ。 米国クリーブランド・クリニックを中心とした研究グループが、ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン誌で2015年1月30日に報告している。 131人を4年間調べる 研究グループは、総合格闘技の選手131人、ボクサー93人、合計224人のプロ格闘家を対象として、脳を何度も打つことの影響を検証した。  被験者は18歳から44歳で、半数は高校を卒業しておらず、半数は大学レベルの学力だった。プロ格闘家としての経歴は0年から24年で、平均4年。プロでの試合数は0回から101回で、1年あたりの平均は10回だった。  被験者は試験開始時とその後の4年間、毎年、MRIで脳容量を量った。知力を評価するため、言語記憶、処理速度、細かい動作の能力、反応時間の試験も行った。ま

    頭への衝撃で脳の処理速度が遅くなる、ボクサー1試合ごとに0.19%のペース | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/02/11
    総合格闘家とボクサーの比較。論文→http://bjsm.bmj.com/content/early/2015/01/08/bjsports-2014-093877
  • 「獰猛なコレラ菌」、周りの細菌を槍で刺し殺し、食べて自らを強化、サイエンス誌より | Medエッジ

    いわゆる「コレラ」という病気は、ビブリオ・コレラエ(以下、コレラ菌)が小腸に感染を起こして発症する。水様性の下痢から重篤な脱水症状を起こすことが特徴である。  このたびコレラ菌が、スピア(小さな槍の形をしたもの)を使って、周囲の菌を突き刺して殺し、そのDNAを取り込んで自らを強化しているという事実を突き止めた。  スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)が、サイエンス誌2015年1月2日号に報告した。 捕物の特性を取り込む コレラ菌の、スピアで他の細菌を殺す「捕行動」は、菌の環境によって生じている。  コレラ菌は自然界では水中に住んでおり、エビやカニといった甲殻類に生着し、貝殻の成分であるキチンという糖類をべて生息している。  今回、分かったのは、このキチンを利用し、コレラ菌が攻撃モードを作り出しているということだ。  周囲の菌をスピアで攻撃し、そのDNAを獲得しており、「水平転移

    「獰猛なコレラ菌」、周りの細菌を槍で刺し殺し、食べて自らを強化、サイエンス誌より | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/01/13
    甲殻類のキチンから槍を作り出すコレラ菌
  • 皮下脂肪は厄介者ではない、強力な「抗菌ペプチド」を作る新事実が判明、サイエンス誌 | Medエッジ

    「厄介者」と見られがちな皮下脂肪が、細菌を殺す効果を持つ「抗菌ペプチド」を作っていると新たに判明した。  米国のカリフォルニア大学の研究グループが、国際的な有力科学誌サイエンス誌の2015年1月2日号で報告したものだ。 感染に対抗する仕組みに新参者 人間の体の感染に対する防御は、複雑で複層的に成り立っている。  最終的には、好中球や単球といった白血球が登場し、「貪細胞」と呼ばれるくらいで、文字通り獲物である病原体をむさぼりう。  こうした貪細胞が到着する前に緊急対応を行うのが、感染場所にいる上皮細胞、マスト細胞、白血球である。  このたび、さらに皮膚の脂肪組織が加わっていると判明した。 高レベルの細菌を殺す効果 皮膚の脂肪細胞は、カテリシジン抗菌ペプチド(CAMP)を作っていた。  抗菌ペプチド(AMP)は、自然免疫反応によって、侵略してくる細菌やウイルスなどの病原体を直接殺すため用

    皮下脂肪は厄介者ではない、強力な「抗菌ペプチド」を作る新事実が判明、サイエンス誌 | Medエッジ
    machida77
    machida77 2015/01/12
    マウス実験で侵襲性黄色ブドウ球菌の経皮感染を防ぐ結果から。http://www.sciencemag.org/content/347/6217/67.abstract
  • 善玉の腸内細菌と悪玉の腸内細菌、クローン病や潰瘍性大腸炎に朗報 | Medエッジ

    腸内細菌叢(そう)の面白い論文が見つかったので紹介する。  次世代シークエンサーが開発されてから、腸内細菌叢を無作為に取ってきて、その取ってきた腸内細菌の遺伝情報を持つ「DNA」の配列を調べることが可能となっている。  「どの細菌が」「どの程度存在しているか」がこの情報から分かるようになった。 悪玉の腸内細菌を見極める  ただ病気と腸内細菌叢の関係を研究するときには、この方法にも問題はある。まず一口に腸内細菌叢と言っても、何百、何千もの異なる細菌が含まれる。それぞれの量が測れたとしても、どの細菌が病気の原因になっているかを突き止めるのは簡単ではない。  このため、病気になった時に大きく変化する細菌種を調べることでこの問題に対処して来たが、もう少し良い方法が求められていた。  今回紹介するエール大学医学部からの論文は、「炎症性腸疾患」の原因になり得る細菌を特定する新しい方法を報告した論文だ。

    善玉の腸内細菌と悪玉の腸内細菌、クローン病や潰瘍性大腸炎に朗報 | Medエッジ
  • 1