デジカメ全盛の時代だけど……暗室barで手焼き写真はいかが?:郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ) “実体”を求めるカメラピープル フィルム写真は3.11後、その価値が再認識された。 「震災後にプリント注文が増えました。フィルム写真は化学的に定着していますから、汚れても洗浄できます。“印画紙の写真は強い”と注目されました。『また、警報が鳴ったら何を持って逃げる?』と聞くと、『写真アルバム』と言う人が多かったんです。写真は失われると取り返しがつきませんから」とミヤモトさん。 画像をクラウドに保存するのも便利だが、本人が死んだらパスワードが分からないので誰も取り出せない。USBメモリやHDDに保存するとしても、壊れてしまいがち。でも、プリント写真なら、しわくちゃになって破れても「これは同級生の次男坊だ」と分かる人なら分かる。 震災後、「実体があるもの」や「実体のある生き方」が求め
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