些細なことでもすぐにカッときてしまう。毎日何かにおこっている。それは脳に原因があるのかもしれない。間欠性爆発性障害(IED)と診断される人たちの脳は、感情を制御する前頭辺縁領域(frontolimbic region)の灰白質が少ないことが判明したのだ。つまり、”感情脳”が小さいということである。 IEDとは、ちょっとしたことで突然激昂し、怒りを抑えられなくなってしまう症状である。怒り心頭のあまり、他人や物に攻撃を加えることもある。双極性障害と統合失調症を合わせた人数より、かなり多く存在するが、ただ性格に問題がある人としかみなされないことも多い。