既存のアプリケーションやサービスの脆弱性を発見し、その穴をふさいでいく。そんなホワイトハッカーの1人として知られているのが、リクルートテクノロジーズ サイバーセキュリティエンジニアリング部 西村宗晃(にしむら・むねあき)氏だ。IPAが主催するセキュリティ・キャンプでの講師を務めるほか、週末にはオープンソースソフトウェアの脆弱性を探り出す「バグハンター」としても活躍。セキュリティの第一線で活躍する西村氏に、その仕事の魅力について伺った。 自分に自信をつけるための「バグハンティング」– 講演活動など社外でも活躍なさっていますね。プライベートの時間まで「バグハンター」として活躍しているそうですが、始めたきっかけを教えて頂けますか? 西村宗晃氏(以下西村):自分の技術に自信を持つためです。私は毎年、IPAが主催するセキュリティ・キャンプで講師をしています。2014年にお声掛けいただいた時も、引き受