「なにひとつ無駄のない完璧な大改革を成し遂げるために」と愛を解雇した会社がこれからどんな道をたどるのかは、想像に難くない。本書には、こうしたエンジニアはもちろん、社会で働く人が一度は直面する理不尽な「あるある」が多数ちりばめられている。 解雇後、ファミレスで1人荒れていた愛は、幼馴染・鈴木健太と再会。健太が自ら新たに立ち上げた事業「真のプログラマ塾」に愛をスカウトする形で、2人で新たなスタートを切る。そこはあくまでプログラミングを教える「プログラマ塾」だが、愛は自身の経験や持ち前の明るさで、体験教室へやってきたお客さんや生徒の心を改善し、悩みから解き放っていく。訪れる人々もまた、残業続きでなかなか家にいられず家族に冷たい目を向けられるなど、さまざまな理不尽に直面しており、藁にも縋る思いで塾を訪れていたのだ。 愛は、時に際どいコスプレで出社するある種の変わり者ではあるが、仕事に追われてまわり
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