可能性の探り方、すごく難しいなと思っている。仕事にしろ勉強にしろ、10代にしろ40代にしろ、自分の可能性を判断するという局面は誰にでも訪れ、そして難しいものでないだろうか。 拡げないと、見つからない僕は新卒で大企業へ就職した直後に、「ここでキャリアを積むことが自分の人生の幸福につながるだろうか」と悩んだ期間があった。 転職エージェントと会ってみたり、気になるベンチャーの会社の前で出待ちをして社員にお茶を申し込んだりしていた。自分の可能性を拡げる何かが見つかるのでは、と期待して。 可能性とは、拡げて、試してみないと見つからない。「今の自分には見えていないが、より期待するものを得られる何か」はどこかにある。見つけるためには、貴重な時間を使って広く探さなくてはいけない。ここにジレンマがある。 スタートアップを経営していて感じる、「よりベターなテーマがあるのではないか」というジレンマもそれに近い。