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  • 銀河の中心部に潜む巨大すぎるブラックホールの比較動画 NASAが公開

    まずはアメリカ航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターが作成した以下の動画をご覧下さい。この動画では10個の超大質量ブラックホール(超巨大ブラックホール)と太陽系のサイズが比較されています。 超大質量ブラックホールは様々な銀河の中心部に存在するとされる天体で、その質量は太陽の数十万倍~数十億倍程度、時には100億倍以上にも達します。 【▲ NASAゴダード宇宙飛行センターが作成した超大質量ブラックホール10個と太陽系のサイズ比較。sorae編集部が一部編集し字幕を付けています】 (Credit: NASA's Goddard Space Flight Center Conceptual Image Lab) なお、ブラックホールのサイズは中央に見える真っ暗な“シャドウ(影)”のサイズをもとに比較されています。シャドウはブラックホールの強大な重力によって周辺の光の進行方向が曲がること

    銀河の中心部に潜む巨大すぎるブラックホールの比較動画 NASAが公開
  • 超巨大ブラックホールの新たな観測画像公開 機械学習モデルで鮮明化

    2つのリング状の像が並べられこちらの画像、左側の像は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。これは「おとめ座」の方向約5500万光年先にある楕円銀河「M87(Messier 87)」の中心にある超大質量(超巨大)ブラックホール「M87*」を電波で捉えた画像です。国際研究グループ「イベント・ホライズン・テレスコープ(Event Horizon Telescope:EHT)」から2019年4月に公開されました。 【▲ EHTが観測した超大質量ブラックホール「M87*」の2つの画像を比較。2019年4月に公開されたもの(左)と、機械学習モデル「PRIMO」を用いて再構成されたもの(右)(Credit: L. Medeiros (Institute for Advanced Study), D. Psaltis (Georgia Tech), T. Lauer (NSF’s NOIRLab

    超巨大ブラックホールの新たな観測画像公開 機械学習モデルで鮮明化
  • 太陽系の最果て「オールトの雲」では恒星間天体の方が多い可能性が判明

    【▲ オールトの雲の想像図。太陽系の外周を取り囲んでいる(Credit: Shutterstock)】ハーバード・スミソニアン天体物理学センターは8月22日、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの天文学者アミール・シラジ氏やアビ・ローブ氏などが率いる研究チームが、太陽系の最果てにあるオールトの雲(Oort cloud)においては、元々太陽系に属する天体よりも、恒星間天体の数の方が多い可能性があることを突き止めたと発表しました。 太陽系の最も外側にあるとされるオールトの雲は、太陽から1万から10万AU(1AUは太陽から地球までの平均距離)のところにあり、1兆個ほどの氷の微惑星が球殻状に太陽系を取り囲んでいると考えられています。長周期彗星(公転周期が200年以上の彗星)はここからやってくると考えられているために「彗星の巣」とも呼ばれています。 【▲ 2019年に発見されたボリソフ彗星。人

    太陽系の最果て「オールトの雲」では恒星間天体の方が多い可能性が判明
  • 宇宙から見たロケット打ち上げ光景 ISSからの眺望が美しい動画

    いまの時代、ロケットを打ち上げる光景はめずらしいものではなくなりました。しかし、その光景はロケットが地上から宇宙へと空高く上がっていく様子がほとんどでしょう。こちらの動画では、ISSから見た、地上から地球軌道上へと上昇していくロケットの小さな姿が紹介されています。 写っているのは、2018年11月にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたロシアのソユーズFGロケットで、ISSに必要な物資を運ぶためのプログレスMS-10補給船(「71P」とも呼ばれています)モジュールを搭載しています。 約15分の映像を90秒に凝縮した動画の最大のハイライトは、ロケットがスラスタ(thruster:ロケットエンジン)を噴射し、切り離された下段が地球の大気圏へと落下していく様子です。動画内に示されている矢印に注意してご覧ください。 左下に見える地球の街明かりや雲、画面の中央を斜めに走る青色や金色に彩

    宇宙から見たロケット打ち上げ光景 ISSからの眺望が美しい動画
  • ついに姿を見せたH3ロケット、打上げまで道のりとロケット外観の変化

    2021年3月18日、JAXAは種子島宇宙センターでH3ロケット極低温点検を行い、ロケットおよび地上設備の機能等の確認をしました。これはH3ロケットプロジェクトにとって大きな前進です。点検の結果と今後の計画、ロケットの見た目の変化を追っていきます。 点検時のH3ロケット(Credit: 金木利憲)初めての全機結合・総合システム点検最初に記すべきは、この点検で始めて、H3ロケットの主要部品が全て結合されたということでしょう。主要部品とは、上部からフェアリング・コア機体(2段目・1段目の総称)・固体ロケットブースタ(SRB-3)です。 全機結合され射点にたたずむH3(Credit: 金木利憲)ただし、点検に問題ない範囲でダミー品を使用したり、取付を省略した部品もあります。 ダミー品を用いたのは、フェアリングと第1段エンジンです。取付を省略したのは火工品と呼ばれる導爆線(中に火薬が詰まった金属チ

    ついに姿を見せたH3ロケット、打上げまで道のりとロケット外観の変化
  • オウムアムアの正体に新説、冥王星に似た天体の破片が数億年かけて飛来した可能性

    アメリカ惑星科学研究所の名誉上席研究員William Hartmann氏による扁平な形をしたオウムアムアの想像図(Credit: William Hartmann)アリゾナ州立大学のSteven Desch氏とAlan Jackson氏は、2017年10月に発見された観測史上初の恒星間天体「オウムアムア(’Oumuamua)」について、冥王星のような天体の破片だった可能性を示した研究成果を発表しました。両氏は同様の天体の観測を通して太陽系外の冥王星に似た天体の表面組成を直接調べる機会が得られるかもしれないと期待を寄せています。 ■発見時点で最大50メートルに満たない窒素の氷でできた天体だった可能性太陽系の天体にはあまり見られない細長い形あるいは扁平な形をしていると予想され、彗星のようにガスを噴出する様子が観測されなかったにもかかわらず重力だけでは説明できない速度の変化を示したオウムアムアの

    オウムアムアの正体に新説、冥王星に似た天体の破片が数億年かけて飛来した可能性
  • 着陸時の動画や火星の風の音。NASA探査車「Perseverance」新たなデータ公開

    現地時間2月22日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は日時間2月19日朝に火星へ着陸した火星探査車「Perseverance(パーセベランス、パーサヴィアランス)」の新たな画像と着陸時に撮影された動画、そして火星の地表で初めて録音された音を公開しました。 ■上空から地表に降り立つまでの様子を撮影した動画 ▲Perseverance Rover’s Descent and Touchdown on Mars (Official NASA Video)▲ (Credit: NASA/JPL-Caltech) カラー撮影が可能な複数のカメラを搭載しているPerseveranceは、火星の大地に接する前から撮影を始めていました。今回公開されたこちらの動画は、高度約1万1000mの上空から着陸までの様子を捉えた各カメラの映像を1に収めたものです。着陸当日にPerseveranceから送られてきたデ

    着陸時の動画や火星の風の音。NASA探査車「Perseverance」新たなデータ公開
  • 冥王星を離れゆく探査機「ニュー・ホライズンズ」が見た氷の地平線

    探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した冥王星の地平線(Credit: NASA/JHUAPL/SwRI)今まさに目の前に冥王星の景色が広がっているかのようです。 2015年7月14日、NASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」は2006年の打ち上げから9年の時を経て、地球からおよそ48億キロメートル離れた冥王星に最接近しました。ニュー・ホライズンズは地球の人工衛星のように冥王星を周回することはせず、近くを通り過ぎていく軌道をとっています。この画像はその最接近から15分後、冥王星から約18,000キロメートル離れたところでニュー・ホライズンズが後ろを振り返って冥王星を撮影したときのものです。 振り返った冥王星のはるか先には太陽があり、冥王星の夕暮れ時のような画像になっています。右側には平らな部分が大きく広がっており「スプートニク平原」と呼ばれています。反対に左側は山々が連なり、手前が「ノルゲ

    冥王星を離れゆく探査機「ニュー・ホライズンズ」が見た氷の地平線
  • 土星の約27度傾いた自転軸、今も傾きを増し続けている可能性

    土星(奥)とその衛星タイタン(手前)。土星探査機「カッシーニ」が撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)フランス国立科学研究センター(CNRS)のMelaine Saillenfest氏らの研究グループは、土星の自転軸は軌道面(公転軌道が描く平面)に対する傾斜角が今も増し続けていて、その角度は今後数十億年で現在の2倍以上になる可能性を示した研究成果を発表しました。 ■土星の自転軸は約10億年前から傾き始めた?太陽系で2番目に大きく、幅の広い輪が印象的な惑星である土星の自転軸は、軌道面に対して約27度傾いています。巨大惑星の自転軸の傾きはさまざまで、太陽系最大の惑星である木星の自転軸は3度ほどしか傾いていませんが、天王星はほぼ横倒し(約98度)になっているほどです。 ▲関連:自転する太陽系8惑星を比較した動画が面白い!横倒しや逆

    土星の約27度傾いた自転軸、今も傾きを増し続けている可能性
  • 観測史上最も若い「マグネター」のX線をNASAの観測衛星が捉えた

    マグネターの想像図(Credit: NASA)太陽と比べて8倍以上重い恒星が超新星爆発を起こした際に形成されると考えられている中性子星のなかには、典型的な中性子星の最大1000倍という強力な磁場をともなう「マグネター」と呼ばれるものがあります。今回、昨年発見された観測史上最も若いとみられるマグネターをX線で観測した画像が公開されています。 X線観測衛星「チャンドラ」が観測したマグネター「Swift J1818.0-1607」(中央)(疑似カラー。Credit: X-ray: NASA/CXC/Univ. of West Virginia/H. Blumer; Infrared (Spitzer and Wise): NASA/JPL-CalTech/Spitzer)こちらの画像の中央にある紫色に着色された天体が、アメリカ航空宇宙局(NASA)のX線観測衛星「チャンドラ」によってX線で観測さ

    観測史上最も若い「マグネター」のX線をNASAの観測衛星が捉えた
  • 「宇宙の色は何色?」そんな疑問に対する一つの回答

    活発に星を形成している渦巻銀河「NGC 1792」。青い領域は若く高温の星が豊富であることを示している(Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Lee)みなさんは「宇宙の色」は何色だろうかと考えてみたことはあるでしょうか。真っ暗な背景に星が散りばめられた夜空からは黒が思い浮かぶかもしれませんが、もしもさまざまな色の光を放つ星々の輝きで空が埋め尽くされたとしたら、それは何色に見えるのでしょうか。 そんな疑問に対する一つの回答は「ベージュ」。ウェブカラー(ウェブサイトで用いられるカラーコード)での表記は「#FFF8E7」で、研究者が開催した命名コンテストの結果「Cosmic Latte」(コズミックラテ、宇宙のラテ)と名付けられています。 2dF銀河赤方偏移サーベイの観測データから算出された銀河の平均色「Cosmic Latte」(Color Credit: Karl Gl

    「宇宙の色は何色?」そんな疑問に対する一つの回答
  • 地球外生命の兆候が恒星のフレアによって検出しやすくなる可能性

    恒星で生じたフレアを描いた想像図(Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center/S. Wiessinger)ノースウェスタン大学のHoward Chen氏らの研究グループは、恒星のフレアが太陽系外惑星の大気に及ぼす影響を分析した研究成果を発表しました。研究グループによると、系外惑星に存在するかもしれない生命の兆候が、恒星で起きるフレアの影響によって検出しやすくなる可能性があるようです。 ■フレアにさらされる惑星でも大気中にオゾンが残るケースがあるすでに4000個以上が見つかっている系外惑星のなかには、サイズや組成が地球に似た岩石質とみられる惑星も見つかっています。その多くは太陽(G型星)よりも小さく宇宙では一般的な恒星であるM型星(赤色矮星)やK型星の周囲を公転しています。 M型星やK型星では太陽よりもフレアの活動が盛んです。そのため、表面の水が凍る

    地球外生命の兆候が恒星のフレアによって検出しやすくなる可能性
  • 長野県に新設されたJAXAのアンテナが「はやぶさ2」への送信に成功!

    美笹新宇宙探査用地上局の54mパラボラアンテナ(Credit: JAXA)JAXA(宇宙航空研究開発機構)は10月6日、運用開始に向けて準備が進められている長野県佐久市の新しい地上局「美笹(みささ)深宇宙探査用地上局」(以下「美笹局」)において、小惑星探査機「はやぶさ2」への指令信号の送信に成功したことを発表しました。 美笹局で運用される54mパラボラアンテナは2019年に完成し、運用開始に向けた準備が進められています。2019年12月には「はやぶさ2」から送信されたX帯(8GHz帯)の電波を、2020年4月にはKa帯(32GHz帯)の電波を受信することに成功しており、残るは送信機能の確認のみとなっていました。 美笹局から「はやぶさ2」への指令信号の送信は2020年10月5日19時30分~22時30分にかけて、X帯(7GHz帯)の電波を使って実施されました。今回の送信成功により、美笹局の開

    長野県に新設されたJAXAのアンテナが「はやぶさ2」への送信に成功!
  • 明け方に尾を引くネオワイズ彗星、7月中旬までは北東の空に見られる

    尾を引く「ネオワイズ彗星(C/2020 F3)」(Credit: NASA/Bill Dunford)2020年3月27日にNASAの赤外線天文衛星「NEOWISE」によって発見された「ネオワイズ彗星(C/2020 F3)」。現在ネオワイズ彗星は明け方の北東の空に見えており、国内外の天文台やアマチュア天文家、国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士などによって撮影されています。 ■7月中旬までは明け方の北東の低い空に見える、ただし天候次第7月7日にネオワイズ彗星を撮影した石垣島天文台によると、当初3等級前後と予報されていた明るさは撮影時点でおよそ1等級と明るめで推移。7月中旬までは明け方の北東の低い空、7月中旬以降は日没前後の北西の空にあり、今後も天候次第では双眼鏡や望遠鏡を使って見つけられる可能性に言及しています(※誤って太陽を見てしまわないように注意が必要です)。 7月7日早朝、石垣

    明け方に尾を引くネオワイズ彗星、7月中旬までは北東の空に見られる
  • 太陽で久しぶりにMクラスのフレアを観測、今後の太陽活動に注目

    太陽の活動はおよそ11年周期で変化しており、現在は2008年に始まった第24太陽活動周期から次の第25太陽活動周期へと移り変わる時期にあたるとみられています。久々に観測されたMクラスのフレアは、新たな太陽活動周期に向けた太陽活動の活発化を示しているのかもしれません。 ■Mクラスのフレアが観測されたのは2017年10月以来NASAの太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」によって撮影された日時間5月29日19時頃の太陽。フレアは左上の縁のあたりで発生した(Credit: Credit: NASA/SDO)日時間2020年5月29日(金)16時13分、太陽でMクラスのフレアが発生。その様子がNASAの太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」によって観測されました。太陽でMクラスのフレアが観測されたのは、2017年10月以来2年7か月ぶりの

    太陽で久しぶりにMクラスのフレアを観測、今後の太陽活動に注目
  • 彗星に複雑な有機物が含まれていることを「すばる望遠鏡」の観測で確認

    地球に落下した隕石から糖が検出されたとする研究成果を先日お伝えしましたが、今度は彗星に複雑な有機物が存在する証拠を見つけたとする研究成果が発表されました。 ■複雑な有機物の証拠が得られたのは「ジャコビニ・ツィナー彗星」2018年8月22日に撮影されたジャコビニ・ツィナー彗星(Credit: Michael Jaeger)今回、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙科学研究所、京都産業大学の神山天文台などを中心とした研究チームは、国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」によって2005年7月5日に取得された「ジャコビニ・ツィナー彗星(21P/Giacobini-Zinner)」の中間赤外線による観測データを詳細に調べました。 分析の結果、脂肪族炭化水素や多環芳香族炭化水素の存在を示す証拠が得られました。特に後者の多環芳香族炭化水素はベンゼン環を2つ以上持っており、炭素原子が10個以上ある複雑

    彗星に複雑な有機物が含まれていることを「すばる望遠鏡」の観測で確認
  • ブラックホール急成長の謎を解く鍵に? 逆向きに回る塵とガスを観測

    南米・チリの電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」が、超大質量ブラックホールの周囲を逆向きに回転するガスと塵の円盤を発見しました。この発見は、宇宙の初期から存在する超大質量ブラックホールの謎を解く鍵になるかもしれません。 関連:天の川銀河のブラックホールを取り囲む”リング状のガスの流れ”を初観測:アルマ望遠鏡 渦巻銀河「NGC 1068」の中心部にあるとされるブラックホール周囲の想像図。円盤の色(青、赤)はアルマ望遠鏡によって捉えられた回転方向を示す(Credit: NRAO/AUI/NSF, S. Dagnello.)■コンパクトな領域で逆向きに回転する円盤観測の対象となったのは、地球からおよそ4700万光年先、「くじら座」にある渦巻銀河「NGC 1068」。シャルル・メシエによって名付けられた「M77」の名でも知られています。この銀河の中心部分にも天の川銀河のように超大質量ブラックホールが存在する

    ブラックホール急成長の謎を解く鍵に? 逆向きに回る塵とガスを観測
  • エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見

    土星の衛星「エンケラドゥス」から宇宙空間へ噴出した氷粒に、これまで未確認だった有機化合物が含まれていたことがわかりました。NASAのジェット推進研究所(JPL)と欧州宇宙機関(ESA)から10月2日付で発表されています。 カッシーニが撮影した土星の衛星「エンケラドゥス」の疑似カラー画像(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)■アミノ酸につながる有機化合物の存在を確認見つかったのは、窒素を含むアミンや、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物です。これらの化合物は、地球ではアミノ酸の生成にも関与することが知られています。 今回見つかった有機化合物は、Nozair Khawaja氏らの研究チームによって、2017年にミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」による土星の「E環」と呼ばれる環の観測データを解析することで発見されました。 E環は土星の環の

    エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見
  • 天宮1号間もなく大気圏再突入、8トンの衛星を落とす「宇宙開発のマナー」とは?

    ドイツの観測施設が捉えた2018年3月28日の天宮1号のレーダー画像 中国の軌道実験モジュール「天宮1号」は、2018年3月31日~4月2日中(日時間では4月1日午前 7時から4月2日午後3時の間)に大気圏に再突入すると予測されている。3月後半に入ってからはほぼ毎日、天宮1号の高度情報を公表している中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室の3月29日発表によれば、天宮1号の高度は近地点で188.5キロメートル、遠地点204.3キロメートルとなっている。 全長約11メートル、直径は3.3メートル、重量8500キログラムの宇宙実験施設はかなりの部分が燃え尽きると見られ、燃え残りの破片があったとしても人口密集地に落下する確率はごく低いとされる。過去には、天宮1号よりもはるかに質量が大きいロシアの宇宙ステーション・ミール(約120トン、2001年に再突入)、米NASAの宇宙ステーション・スカイラブ(約

    天宮1号間もなく大気圏再突入、8トンの衛星を落とす「宇宙開発のマナー」とは?
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