前書き 本記事は受託開発前提で書いております。そのため、受託開発における特殊な要件がいくつかあります。もちろん通常の開発にも通用する部分は多いですが、どこまで流用するかは読者の皆さん自身にご判断をゆだねます。 本記事のサンプルとして使われたプロジェクトのバイナリデプロイ1はこちらの GitHub リリースページ から確認できます。 本記事は下編:Bitrise 編で、CI 運用について説明します。Xcode プロジェクトの作成については上編をご覧ください。 要件 基本開発環境は Xcode を利用します。 基本 CI/CD 環境は Bitrise を利用します。なお本記事も Bitrise アカウントを所有している前提で書かれており、登録についての説明は割愛します。 動作環境は社内開発環境(Development)、納品先検証環境(Staging)と本番環境(Production)の三つが