かつて道路沿いにたくさんあった「ドライブイン」。時代の役割を終え、閉店が相次いでいるが、その様子を丹念に記録しているライターがいる。「いま記録しなければ歴史から消えてしまう」。その使命感が彼を突き動かし、自費出版の冊子「月刊ドライブイン」を刊行している。今回は、今年4月30日に閉店を迎えた山口県岩国市「ドライブイン峠」のケースをご紹介しよう――。 国道2号線が舗装されていなかった頃 そのお店は名前通りの場所に立っていた。錦帯橋で有名な山口県岩国市を出て西に走ってゆくと、次第に建物が消え、山へと続く上り坂になる。廿木峠にさしかかったところで、突如として一軒の建物が姿をあらわす。「ドライブイン峠」だ。最寄り駅からだと山道を30分歩かなければならず、クルマで移動しなければお店の存在に気づくこともなかったかもしれない。 ドライブインというのは、ドライバーが立ち寄って休憩するためのレストランや土産物
メディアリテラシー教育の必要性が叫ばれてかなりたちますが、それと同様これからはテクノロジーリテラシー教育も必要となることを、本書の読者はおそらく感受するにちがいありません。 ここのところ、青山学院大学シンギュラリティ研究所のイベントに参加しているのですが、そうした折、タイムリーにもこの新刊を読む機会がありました。 本書は、MITメディアラボの4代目所長である伊藤穰一が、私たち日本人に覚醒をうながすべく著した新書です。 MITメディアラボーーはじまりは『ビーイング・デジタル』MITメディアラボは、テクノロジー関係者だけにかぎらず、今日のビジネスパーソンであればいまでは誰でも知るほどの存在です。 それは、2011年に本書の著者である伊藤穰一が所長に就任したというだけにとどまりません。現在では、副所長の一人に「タンジブル・ユーザー・インターフェース」で著名な石井裕教授(日本人初の終身在職権)も在
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