そのとき、会場中が固唾を飲んだ。2009年6月2日(現地時間)に開催されたSCEAカンファレンス。「Ueda Fumito」。カンファレンスのホストを務めたSCEAのジャック・トレットン氏から発せられた言葉に、ある者は感嘆の声をあげ、ある者は驚喜の声をあげた。『ICO(イコ)』、『ワンダと巨像』を手掛けたソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンの上田文人氏の最新作がトレイラー映像とともについに公開されたのだ。 タイトル名は『The Last Guardian』(日本版の正式タイトルは発表なし)。暗闇の中、鳥の羽のようなものが舞い降り、巨大な鎖が写し出されるところからトレイラー映像はスタート。遺跡のような場所を駆ける少年。そして、何かに追われるように走る少年の背後から現れた、幻想的な巨大な生物。だが、この生物は少年の敵ではない。少年の後ろにいた鎧姿の兵士をなぎ払い、少年を助けたのだ。少
●『人喰いの大鷲トリコ』上田文人氏インタビュー 2009年6月2~4日(現地時間)に、アメリカのロサンゼルスで開催されたゲーム見本市、E3での公開以降、多くのゲームファンを虜にしている『人喰いの大鷲トリコ』。反響に応え、本作のゲームデザインとディレクターを務める上田文人氏のインタビューを掲載(週刊ファミ通2009年6月19日号(2009年6月5日発売)のインタビュー記事を転載)。 ●動物が持つ奥深いかわいさの表現 ――巨大な生物に目を奪われますが、アイデアとしてこれが最初にあったのでしょうか? 上田文人(以下、上田) チーム内では大鷲と呼んでいる、この巨大な生き物が最初にあったアイデアですね。『ワンダと巨像』で連れ添ったアグロとの関係性をもう少しメインに据えてゲームデザインできないかなと考えて。また、最近の日本発のビデオゲーム、プレイステーション3ともにあまり元気がないので強度の高いものを
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く