──第一線の銀行アナリストを辞めたのは42歳という若さでした。 自分の役割は終わったと思ったんですね。ゴールドマン・サックスのパートナーを辞めた2007年ごろには、ほとんど自分の提示した形で不良債権問題の最終処理、担保不動産の処分が進んだ。邦銀も2~4行あれば十分と主張して結局主要3行になり、多くの問題にメドがついた。 自分は経済全体から見た金融システムの構造問題を分析するスタンスなので、「EPS(1株当たり利益)は何円か」などに興味がない。自分が得意とする分析はもう必要とされないと思いました。引退後は茶道をしたり京町家を買って修復したり、2年ほど自由にしていました。 そこへたまたま、別荘が隣同士という縁で小西美術の経営を見てくれという話が来て、フタを開けたらこれは大変だと。文化財保護の職人を尊重しているようで、現実には潰している世界であること知りました。 小西美術は漆塗りの老舗ですが、業
写真 ニュース・フォーカスルル・ナロン・バファリン… 薬の名前、その由来は?(2019/7/7) ちょっとした体調不良をなんとかしたい、しっかり病気と向き合いたい……。そんなとき頼りになるのが薬です。治療目的によってたくさんの製品があ…[続きを読む] 子どもの睡眠障害、発達に影響 見分けるカギはいびき[患者を生きる](2019/7/7) 「今が天使の時間なの?」患者の言葉、泣きじゃくった私[それぞれの最終楽章](2019/7/7) スマホが原因?子どもの視力が悪化 眼鏡かけるのはいつ[ニュース・フォーカス](2019/7/4) 抗てんかん薬治療、発作の種類で選択 個人差大きい効果[医の手帳](2019/7/6) 避難促す電話、お年寄りなぜ出ない 豪雨で命救った機転[ニュース・フォーカス](2019/7/7) 50歳ひきこもり、考えたくない未来 「老後はひとり」[ニュース・フォーカ
本稿では「なぜリフレ派は消費増税に反対なのか?」に焦点を絞り、その主張の裏にある理論モデルをご説明したい。 筆者からの注釈:この小文は【この節の要約】だけを読んでも概要が理解できるように書かれているため、忙しい方はそこだけでも読んでいただければ幸いです。 【この節の要約】衆議院総選挙で「具体的なマクロ経済政策実施の可否」が問われるのは、2012年12月実施の第46回に続き、今回(第47回衆議院総選挙)で2度目である。 カール・マルクスは著書「ルイ・ボナパルトのブリュメール18日」冒頭にこう書いている。 ヘーゲルはどこかで述べている。すべての世界史的な大事件や大人物はいわば二度あらわれるものだ。一度目は悲劇として、二度目は茶番として[*1]。 [*1] この引用の翻訳は岩波文庫『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』に基づくが、本稿向けに筆者が少し文章を手直ししている。 2012年12月に実
まずは安倍晋三政権の経済政策が克服しようとしてきた「15年にわたるデフレ」というフレーズが人々の心を強く捉えた背景を考えてみたい。政権交代のあった2012年末から数えて15年前というと日本経済が金融危機に見舞われた1997年末である。しかし、97年末以降の消費者物価指数(CPI)と実質国内総生産(GDP)からは「15年にわたるデフレ」に見合う事実を見いだすことは難しい。しばしば、デフレは年数パ
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