国際自転車競技連合(UCI)は12月13日、今年のツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャで2冠を達成したクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)が9月7日に受けた薬物検査のサンプル(検体)から、サルブタモールがしきい値を1000ng/ml超える数値で検出されたことを発表した。現時点では出場停止などの措置が講じられることはないが、今後フルーム自身でサルブタモールの異常値の正当な理由を証明していくことが求められる。 フルームから検出されたサルブタモールは、脂肪燃焼効果や筋肉増強効果があり、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の禁止薬物リストに指定されている。一方で、喘息発作の症状に対して使用される薬品でもあることから、スポーツにおいては吸入使用に限った治療目的の使用であれば、申請(TUE)によって使うことが認められるとされている。 ドーピングコントロールが行われた当日の
![クリストファー・フルームの検体から、しきい値を超えるサルブタモールが検出 UCIが発表 | Cyclist](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/847b652bf3309c2aff3959c1629813bbd41ad0e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.cyclist.sanspo.com%2Fphotos%2F2017%2F12%2Ffroome_vuelta_1.jpg%3Fx27107)