第3のチューブとして、様々なブランドが参入しつつあるTPUチューブ。今回インプレッションするのは、ドイツの老舗タイヤブランド、シュワルベが手掛ける"Aerothan(エアロザン)"だ。超軽量かつ低転がり抵抗を実現するという新世代チューブの実力に迫る。 シュワルベ AEROTHAN (c)PRインターナショナル ワイドリム&タイヤの普及や、それに伴う常用空気圧の低下、そして対応機材の増加もあり、一気に市民権を得てきたチューブレスシステム。文字通りチューブを排除することで、軽さや乗り心地、転がり抵抗といった性能面で大きなアドバンテージを得ているチューブレスタイヤだが、一方でクリンチャータイヤもまた決して手をこまねいているわけではない。 安定感のある気密性やトラブルへの対応力などはクリンチャーの大きなメリットでもあるし、性能面においても高性能なモデルが数多く用意されている。特に、シーラントが必須