「これ、すごいことじゃないですか」と言う司会の加藤浩次に、テリー伊藤も「たいしたもんだね」と誉めそやす。俳優から小説家になる予定の(元)水嶋ヒロの処女作が、ポプラ社小説大賞なる文学賞を受賞したそうなんである 祝賀ムードのなか、コメンテイターの勝谷誠彦だけは場にそぐわない仏頂面だった。 名前だけが先行 「(すごいかどうか)わかりません。小説の内容も発表されてない。こんなバカな話はない。誰かが受賞したときに、小説そのものは報じられないで、受賞者の名前が先行するなんてことはありえない」 「なんで怒ってるんですか」と加藤が聞けば、固い表情の勝谷は「いやいや、怒ってない。ただ、ボクはわりと早く決まってたのかなと思いますよ」と、水ヒロの受賞に水を差すかのように、「出来レース」だとハッキリ言いたいけど、テレビだから言わないよとでもいうふうに、なんだか含みを持たせて言うのだった。 勝谷の隣席のコメンテイタ