海の構造物 第一話 海底地盤の改良の巻 四方を海に囲まれた日本。国土のほとんどは山や森で、人の生活や生産などに利用できる土地は非常に限られています。そのため、海を埋め立てて人工の島や飛行場を造ったり、橋をかけたりするわけです。このページでは、海の中にどのようにして人工の島や橋が造られるのかを解説していきます! まずは「海上空港ができるまで」編として数回に分けて解説しますが、第1回目の今回は【海底地盤の改良】の巻です。 現在、日本国内の海上空港としては、関西国際空港や中部空港、新北九州空港などの建設工事が進められています。しかし、日本は世界でも指折りの軟弱地盤国でもありますから、その基礎となる地盤がしっかりしたものでないと、あとあと地盤沈下や液状化などで建物が傾いたり、舗装が凸凹になったり、あるいは地下に埋められたものが浮き上がるなどの問題が起こったりします。 そこで、このような工事をはじめ