札幌国際大(札幌市清田区)に教授として勤めていた大月隆寛氏(63)が、大学の運営方針を批判する城後(じょうご)豊前学長(76)の記者会見に同席したことなどを理由に不当解雇されたとして、学校法人に地位確認を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は16日、「合理的な理由を欠く」として解雇は無効と判断した。 中野琢郎裁判長は判決理由で、大月氏は会見に同席したものの「主体的に意見を述べたことはなく、積極的に協力したとはいえない」と指摘。就業規則が定める懲戒事由には該当しないとした。 判決によると、大月氏は2020年3月31日、城後氏の会見に同席。城後氏は大学が留学資格として求められる日本語能力を満たさない外国人留学生を多数受け入れていると主張した。同年6月、「名誉を毀損(きそん)する会見に同調した」などとして懲戒解雇を告げられた。
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