トリチウムは水素の仲間(三重水素)で、日々自然に発生しているものです。 そのため、水道水や雨水、私たちの体の中にも含まれており、「自然界にも広く存在する放射性物質」です。 トリチウムが出す放射線のエネルギーは非常に弱く、紙1枚でさえぎることができます。 トリチウムは、世界中の多くの原子力施設から海に放出されていますが、施設周辺からは、トリチウムが原因とされる影響は見つかっていません。 国連の機関IAEAの包括報告書の内容はこちら 水素や炭素などのさまざまな原子は、陽子や中性子でできた「原子核」と「電子」で構成されています。 一般的な水素は「陽子1個の原子核」と「電子1個」で出来ていますが、トリチウムは「陽子1個と中性子2個の原子核」と「電子1個」で出来ています。 トリチウムは、一般的な水素と同じように酸素と結びつくことで、水とほとんど同じ性質の「トリチウム水」として身の回りに存在しています