共同通信杯(GⅢ)を勝って挑んだ皐月賞(GⅠ)では、馬場の荒れた内を通って最後方から豪快な伸びで全馬をかわし、クラシック第1冠を手にした。日本ダービー(GⅠ)は敗れるも菊花賞(GⅠ)を制し、クラシック二冠馬として臨んだ有馬記念でもパワフルな伸びでライバルたちを一蹴、GⅠ3勝を挙げ、2012年度のJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞した。 4歳以降は”王様気質”な性格からか徐々に成績にムラが出始めるも、宝塚記念(GⅠ)連覇や阪神大賞典(GⅡ)3連覇の偉業も達成した。 天皇賞(春)は2013年が5着、2014年が7着と敗れていたが、3度目の挑戦となった2015年は、3コーナーからのロングスパートで優勝。3連覇がかかった宝塚記念(GⅠ)では、単勝オッズ1.9倍の圧倒的な支持を受けるもスタートで大きく出遅れ15着。この人間の予想の範疇を超える”気まぐれさ”で多くのファンから愛されている競走馬である。