いつかは大河ドラマに出たいという思いが頭の隅にありましたが、実際にお話をいただいたときは、突然のことで、現実味がありませんでした。ただ、じゃじゃ馬で黒田家をかき乱すような役だとお聞きして、ぜひやってみたいと思いました。糸というキャタクターに人としてすごく惹(ひ)かれてしまったんです。 連続テレビ小説『ごちそうさん』の希子(のりこ)役で私のことを知ってくださった方もいらっしゃると思いますが、今回の役は希子とはまったく違うキャラクターです。そんなチャレンジを大河ドラマでさせてもらえるというのは、とてもうれしいことだと思います。 現代劇でお芝居をするときは、リアリティーがあるようにと、やり過ぎないように気をつけることもありますが、時代劇は言葉だけでなく、その時代の空気感や起こっている出来事、そしてセットも衣装も特殊なので、それらに負けないようなパワーで居るようにしています。そのほうが、逆に違