北斉の武将・秦彝は周の楊林の攻撃によって戦死し、その子・秦瓊は母に連れられて難を逃れた。やがて楊林の甥・楊堅は簒奪によって皇帝となり、隋を打ち立てた。 成長した秦瓊は武術を頼りに官府の下級役人を務めていた。ある日、秦瓊は臨潼山で隋の唐国公であった李淵が皇太子の楊広に殺されそうな場面に偶然遭遇してしまい、単騎で李淵の家族を救い出す。その後、潞州まで来た時に生活に困りはて秦瓊は馬を売らなければならず、幸いにも店の女将が大義を重んじ陰で援助をしてくれた。 秦瓊と幼馴染の程咬金は長葉林で楊林(楊堅の叔父)の16万両の貢ぎ物を強奪するが、秦瓊の母の誕生日の日に捕縛されてしまう。程咬金を助ける為に好漢たちは賈柳店に集い、策を練り牢獄を襲撃して反乱を起こした。豪傑たちは瓦崗塞を本拠地にしたところで、程咬金は瓦崗寨の王・混世魔王と名乗ることになる。煬帝となった楊広は即位後は外征・土木工事を繰り返し、更に十