コロナ禍の影響で、結婚式を延期したり式の開催を迷ったりするカップルは少なくない。そんななか11月23日、姫路市で手作りの結婚式と花嫁行列がおこなわれた。 結婚式を仕掛けたのは、レトロ建築のレストラン「旧網干(あぼし)銀行 湊倶楽部」(姫路市網干区)。 約100年前に建てられた、レンガ造りのこの建物。前の所有者が高齢になり「外観を生かしてくれる人に譲りたい」と売りに出していたところ、建物に魅せられた会社役員の鵜鷹司さんが2018年に購入、2019年11月にベーカリーレストランとしてスタートした。 その湊倶楽部が結婚式を企画。コロナ禍で式の目処が立たないカップルを対象に募集したところ、網干にゆかりのある清瀬健吾さん・友紀さん夫妻から応募があった。加古川市に住む2人だが、健吾さんは網干育ちで、旧網干銀行の前を通って通学していた。友紀さんの父も網干出身だという。 道中、晴れやかに歩く新郎新婦(11