タカサゴの意味 タカサゴは相模湾の呼び名だとされているので、高砂国すなわち臺灣を指す言葉ではない。“たか”は漁村用語で岩礁のこと、“さご”は「細魚」、「小魚」のこと。「岩礁帯にすむ小魚」の意味という説もある。『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版) 現タカサゴは相模湾にはいない 標準和名タカサゴの「たかさご」という言語は東京、小田原での呼び名と田中茂穂はしているが、現タカサゴは相模湾には今もいないし、当時いたとは思えない。 1935年のタカサゴの図は明らかに現ニセタカサゴ 1935年のタカサゴ(Caesio chrysozonus CUVIER.)の図は現ニセタカサゴである。〈タカサゴ Caesio chrysozonus CUVIER. ……八丈島及び小笠原島付近以南・琉球・フィリピン・東印度諸島及び印度洋に廣く分布する。熱帯魚で東京市場へは夏季八丈方面から大量に入荷する。稍、美味。惣菜