政府は13日、今夏の節電要請を2011年の東日本大震災後、初めて見送ることを決めた。国内の節電量は12年以降、3年連続で増加しており、政府は国民の節電意識が定着したとみている。 政府は大震災以降、原発停止などによる電力不足に対応するため節電を呼びかけてきた。12年は数値目標を設定し、13年以降は数値目標なしで国民に節電要請したところ、節電量は3年連続で増加した。沖縄電力を除く電力大手9社の夏の節電量は12年の1656万キロワットから15年は1827万キロワットとなった。政府は「国民の節電意識の定着や、省エネ家電の…