前回はマーケティング担当者とエンジニアが協業していくために、課題をビジュアル化して共通理解を深め、合意に基づく目標設定を行うことの重要性について話しました。加えて、異なる役割を担うメンバーが業務理解を進めながら合意を形成する手法として「コンセプトダイアグラム」という方法論を紹介しました。 連載3回目となる今回から、さらにコミュニケーションを円滑にするため、マーケティング担当やデザイナーなどのITリテラシーを自然に高める方法について考えてみます。エンジニアにとってはお馴染みの開発やコミュニケーション系ツールを社内で導入することで、非エンジニア系メンバーに、さりげなく使い方を伝授していきます。 eメールは死んだ?メール多用による弊害 eメールはインターネットの歴史の中で最も古いアプリケーションの一つであり、多くの人たちによって毎日使われています。打ち合わせ日程の調整から資料の共有、ランチや会合