「息子をいじめている生徒に会いたい」とさくら市内の中学校を訪れた父親が14日、校内で相手の男子生徒に暴行を加えたことが、同校への取材で分かった。学校によると、暴行を受けた生徒にけがはなく、同日夕、保護者も交え、和解したという。同校は「(父親が)暴力を振るう場面は想像していなかったが、生徒に会わせたという判断に甘い部分があった。暴力行為はあってはならず、再発防止を徹底したい」としている。 同校によると、14日午前9時ごろ、いじめを受けたとする生徒と父親が「いじめている生徒に会わせてほしい」と学校を訪問。担任の男性教諭が応対し、親子といじめ側の生徒、教諭の4人で校内の会議室で話し合っていた。その最中に父親が激高、いじめた側の生徒を平手で数発たたいたという。 いじめは今夏から続き、体形をからかったり、小突くなどの内容で、生徒は今夏から担任教諭に相談していたという。14日、生徒がいじめを理由に学校