東京工業大学の吉瀬謙二講師らが、「中身が見える計算機システムを構築する」ことを目指す「MieruPC」というプロジェクトを進めているそうだ(ITmediaの記事)。計算機のハードウェアおよびソフトウェアについて、学生が理解できるようなシステムを作るのが目的で、CPUはFPGAにより独自のものを制作、ハードウェアは必要最小限かつ低価格のもので構成され、テキストエディタやテトリスに相当するゲームが動作するとのこと。Linux From Scratch のハードウェア版のようなものだろうか。 CPUは32ビット対応で動作クロックは45MHz、メモリおよびVRAMはそれぞれ512KB、液晶ディスプレイはPSPのものと同じものを使用。OSやソフトウェアについてもすべて独自のものを作ったという。教育用PCというと、かつてのワンボードマイコンを思い出すが、性能的には向上しているのにサイズは小さくなってい