アラブ連盟 シリアへ圧力強化 11月21日 10時32分 市民のデモへの弾圧が続くシリアのアサド政権に対し、アラブ連盟は、市民を守るためだとして、監視団の受け入れを要求したものの双方の折り合いがつかず、アラブ連盟は、近く新たな制裁についての協議を行い、圧力を強める構えです。 シリアで市民への弾圧が続いていることを受け、アラブ連盟は、16日に連盟への参加資格を停止したうえで、3日以内に弾圧をやめない場合は経済制裁を科すと警告し、アサド政権に監視団の受け入れを要求していました。期限の3日が過ぎた20日、アラブ連盟は声明を出し、シリア側が監視団の受け入れについて修正を求めてきたものの、市民を守る目的が果たせなくなるとして、修正を拒否したことを明らかにしました。そのうえで、弾圧が依然続いているとして、24日に緊急の外相級会合を開き、シリアに対する新たな制裁について協議を行い、圧力を強める構えです。