物価高騰で25万人規模デモ 8月8日 6時17分 中東のイスラエルで、住宅価格や物価の高騰に抗議する過去最大規模のデモが行われ、日頃、安全保障問題では強硬派として知られるネタニヤフ首相も経済問題への対応に苦慮しています。 イスラエルでは、去年の経済成長率が4.5%の伸びを見せ、失業率も5%余りにとどまるなど、欧米諸国と比べ、経済は好調だとみられていました。しかし、市民からは、住宅価格や物価が上昇するばかりだとの不満が高まっていて、先月から抗議デモが続いています。6日夜に各地で行われたデモは、イスラエル史上最大規模となり、このうち、テルアビブではおよそ20万人の市民が通りを埋め尽くしました。なかには、中東で広がる民主化デモになぞらえて「ここはエジプトだ」と書いたプラカードを掲げる人もいて、貧富の格差が拡大する現状の抜本的な改革を求めていました。イスラエルのネタニヤフ首相は、これまでに低価格の