今日の横浜北部は「梅雨の晴れ間」ということで、かなり気温も高く、実にスッキリとした初夏の一日を味わえました。 さて、久しぶりに本のご紹介。しかも今回は翻訳本です。 『専門家の予測はサルにも劣る』 by ダン・ガードナー(訳:川添節子) 題名からもズバリとわかるように、この本は人間の予測、とくに「専門家」の予測がいかに当たらないものであるか説明しております。 しかし原著者はただ単にその道の専門家たちの過去の失敗例を列挙するだけでなく、なぜ彼らが間違いつづけるのかというところまで踏み込んで、その理由を、最新の心理学や行動経済学の研究結果などによって説明しております。 失敗例として「やり玉」に挙っているのは、トインビーからジャック・アタリ、ラビ・バトラ、ハーマン・カーン、ロバート・ライシュ、ジョン・メイナード・ケインズ、ウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズ、アーサー・ラッファー、ピーター・シフ、