2009年11月4日のブックマーク (3件)

  • 国立国会図書館『レファレンス』10月号の「労働者派遣法改正問題」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    国立国会図書館は毎月『レファレンス』という雑誌を刊行し、現下の重要課題について冷静な議論の素材を提供しています。 その10月号に、岡村美保子さんの「労働者派遣法改正問題」が掲載されておりまして、この問題を考える上で大変有用です。 http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200910_705/070506.pdf わたくしの論考もいくつも引用されているのですが、それに限らず、歴史的にも国際的にもよく目配りされたいい論文です。 と、岡村さんを褒めるのももちろんですが、実はこれを読んでいて、目を疑う記述に出くわしました。 派遣法制定過程についての記述のところですが(124ページ)、 >高梨教授は、ビルメンテナンスとファイリングという2つの「不熟練労働」を入れてしまったところからポジティブリストの論理破綻が始まったと述懐している(27) 。 高

    国立国会図書館『レファレンス』10月号の「労働者派遣法改正問題」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 労基法上の「労働者性」と労組法上の「労働者性」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    まさか、ブログの読者のなかにネット界のゴキブリ「ふま」ごときの愚言に惑わされる方が居られるとは思いませんが、念のために、ごく簡単に労働法における「労働者性」についての現状を説明します。労働法を勉強した方にとっては今更の話なので、スルーしていただいてかまいません。 「労働者性」とは、要するにある働いている人にある労働法規を適用すべきかどうかという判断基準です。 その労働法規が労働基準法その他の労働保護法規である場合については、現在の法適用状況はほぼ明確です。 旧労働省に設置された労働基準法研究会がまとめた報告書が行政の判断基準として用いられ、裁判所もほぼこれをそのまま認めています。 ですから、先日紹介した障害者の小規模作業所が工場のライン請負に進出して、当該工場の雇用労働者と並んで同じ作業をしている状況は、労働基準法の適用という観点からするとどうひっくり返っても「労働者性」があるといわざる

    労基法上の「労働者性」と労組法上の「労働者性」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 湯浅誠氏が示す保守と中庸の感覚 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『東洋経済』最新号は、左の表紙のように「崩れる既得権 膨張する利権」で、これはこれで大変興味深いものですが、ここでは、湯浅誠氏と城繁幸氏の対談がいろんな意味で大変面白く、取り上げたいと思います。 世間的には、湯浅誠氏と言えば、左翼の活動家というイメージで、城繁幸氏と言えば、大企業人事部出身の人事コンサルで、保守的とお考えかも知れませんが、そういう表面的なレベルではなく、人間性のレベルで見ると、なかなか面白い対比が浮かび上がってきます。 >横断的な労働市場を作ることは同感です。それを妨げるものとして、中途採用に消極的な企業や企業別組合、人材育成能力のない派遣業者などの問題があることも理解できます。ただ移るには環境を整えないと無理。第2のセーフティネットもうまくいきません。 >城さんの考えでは諸悪の根源は解雇規制ということになるわけだ。私もフレクシキュリティ政策は評価しますが、それは失業しても

    湯浅誠氏が示す保守と中庸の感覚 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    makonabe
    makonabe 2009/11/04
    これは読んでみたくなりました。良い宣伝ですね。