ここに驚くべき数字がある。2011年1月、米フォード・モーターの人気車種「エクスプローラー」の販売台数が、昨年同月比で73%も増えたというものだ。昨年7月に行ったモデルチェンジが成功した証しと言って差し支えないだろう。 その新車発表に当たって、フォードは再び業界関係者の度肝を抜いた。オートショーで新車を発表するのがしきたりの自動車業界で、なんとフェイスブック上で、モデルチェンジしたエクスプローラーを発表したのだ。 かつては超人気車種だったが、巨大リコール(回収・無償修理)の余波で存廃の危機に瀕したこともあるエクスプローラー。ブランドの起死回生を狙って選んだ舞台はFacebookだった。 エクスプローラーの販促キャンペーンは、発表の6カ月前から始まった。フェイスブックにエクスプローラーのページを作り、ハンドルやシートなど、モデルチェンジを控える車のスパイショットを少しずつ公開しながら、ファン
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