大船渡市三陸町綾里の三陸鉄道南リアス線「小石浜駅」が、5月にも「恋し浜駅」に改名されることが決まった。産地直送の独自ブランド「恋し浜ホタテ」を展開する地元住民の熱意を受けて、三陸鉄道側が「地域の活性化につながれば」と快諾した。 改名は、恋し浜ホタテを生産する小石浜青年部(佐々木淳代表)の「地域と駅のPRになれば」との提案がきっかけ。同駅では3年前に鉄道ファンのカップルが結婚式を挙げるなど、以前から「恋し浜」のネーミングを地域振興に生かしたいとの思いがあった。 同青年部に、全住民で構成する小石浜地区会(佐々木靖男会長)も呼応。10日には関係者が南リアス線運行本部を訪れて要望した。 佐々木会長らの訴えに、菊池吉則本部長も「地域のためにぜひ話を進めたい」と即答。早速、国土交通省などの関係機関に届け出ることを明らかにした。5月中旬には認可されるという。 駅名変更は三陸鉄道では初めてで、佐々木会長も