ようこそ、魔法界へ――。人気映画「ハリー・ポッター」の世界が楽しめる新エリアが15日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)にオープンした。開門前にはすでに約3千人が行列をつくる人気ぶり。USJも魔法の世界を満喫してもらおうと、特別の「おもてなし」を用意した。 午前7時半。魔法使いの住む「ホグズミード村」の門の前で、USJ運営会社のグレン・ガンペル最高経営責任者(CEO)や、主人公ハリーのライバル役を務めた俳優ら2人が魔法の杖を振り上げると、白い煙の向こうに村の住人らを演じる「クルー」が登場。待ちわびて駆け込むように村の門をくぐる来園者たちを迎え入れた。 USJは、ハリー・ポッターへの来園者の相手をするクルーの教育に特に力を入れた。魔法界という非日常を演出するには、クルーの立ち振る舞いが重要だと考えたからだ。ハリー・ポッターのために1千人を新たに採用。事前に5時間かけて映