アメリカのトランプ政権が、不法移民対策としてベトナムなどからの移民を政情不安が続く南スーダンに追放したとアメリカメディアが報じ、懸念のある第三国への追放はできないとした先の裁判所の判断に違反する可能性があるとしています。 アメリカの政治専門サイト「ポリティコ」は20日、トランプ政権が、ベトナムやミャンマーからの移民少なくとも2人を南スーダンに追放したと弁護士の話として報じました。 第三国への追放をめぐっては、東部マサチューセッツ州の連邦地方裁判所の判事が4月に、出身国以外で危険に直面する可能性のある国に、手続きを経ずに追放はできないとする判断を出しています。 判事は20日にトランプ政権に対して、南スーダンに追放されたとされる移民の身柄を保護するよう命じるとともに、今回の追放が先の判断に違反する場合、当局者が法廷侮辱罪にあたる可能性もあるという考えを示しました。 南スーダンでは、武力衝突が続
