パロアルトネットワークス合同会社は2010年4月12日、アプリケーション識別型ファイアウォール用OSの新版「PAN-OS 3.1」を発表した。新たに、アプリケーションの機能を個々に識別/コントロールする機能を実装。また、ユーザー識別機能を拡張し、日本語などの2バイト言語で登録されたユーザー名やグループ名も識別可能にした。保守契約に加入している既存ユーザーには無償で提供する。 同社のファイアウォール製品は、IPアドレスやポート番号を識別するアクセス制御だけでなく、アプリケーションや利用ユーザーを識別して制御できるのが特徴だ。米Palo Alto Networks社長兼CEOのレーン・ベス氏(写真1)は、「アプリケーション技術の発達により、今やIPアドレスでユーザーを識別することも、ポート番号でアプリケーションを識別することもできない。必要なのは、ポートを閉じることではなく、ポートを通過するネ