だからマインドコントロールを発生させる本体とは、その団体の特異性だ。共同体を活用して団体の特異性に新しい信者を慣らそうとすることによって、マインドコントロールが機能する。そして、その際に暴力が用いられれば、それは洗脳ということになる。 私はそのように考えるようになった。そして、そのように考えると、じぶんが受けてきた学校や大学の教育現場でも、マインドコントロールがあったと感じられてならない。じぶんの在学期間を振りかえると、教えこまれた価値観の多くはもはや誤りだったことが明らかだし、「教育被害」と呼べるべきものがあったと感じる。 (横道誠『あなたも狂信する』本田出版、2023) こんばんは。以前、藪下遊さん&髙坂康雅さんの『叱らないが子どもを苦しめる』を読んだときに、ニューロマイノリティー(=発達障害者=神経学的少数派)の子が増えている気がするのは、叱らないが子どもを苦しめた結果なのではないか