与党圧勝は微妙な雲行き いよいよ参院選が始まった。 情勢予想には早過ぎるかもしれないが、各種世論調査を見る限り、安倍晋三政権与党の圧勝は微妙な雲行きだ。どの調査でも自民党の支持率が下がって、民進党など野党が上向いているのだ。 なぜ、こうなったのか。 まず朝日新聞はどうか。「参院選比例区でどの党に投票したいか」という質問に対して6月4、5日調査では自民党という回答が39%だったのに、最新の18、19日調査では38%に下がった。民進党は逆に12%から15%に上向いている。 この傾向は読売新聞も同じである。同じ質問に対して前回3〜5日調査は自民党が42%だったのに、今回17〜19日では35%に急落した。民進党はどうかといえば、前回の11%から12%へとわずかながら上昇している。 投票先ではなく政党支持率で見ると、毎日新聞は前回の5月28、29日調査で自民党が33%だったが、今回18、19日調査で